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昭和史残日録 1926‐45

サブタイトル1~10
ちくま文庫;は‐24‐9
編著者名
半藤 一利 著
出版者
筑摩書房
出版年月
2007年(平成19年)7月
大きさ(縦×横)cm
15×
ページ
359p
ISBN
9784480423498
NDC(分類)
210.7
請求記号
210.7/H29
保管場所
開架半藤文庫
内容注記
「21世紀への伝言」(文藝春秋2000年4月刊)より昭和元年から20年の項を抜粋し、加筆訂正したもの 参考文献:p358‐359
和書
目次

●昭和元(一九二六)年
昭和時代はじまる
テレビの公開実験に成功

●昭和二(一九二七)年
昭和恐慌はじまる
もう一つの「南京事件」
映画「鞍馬天狗」第一作
「岩波文庫」の創刊
芥川龍之介の自殺
”オギノ式避妊法”の流布

●昭和三(一九二八)年
相撲のラジオ中継の開始
「歩兵操典」の改訂
第一回衆議院議員選挙
三・一五事件起こる
マネキンガールにびっくり
運動会の号令のはじまり
張作霖爆殺事件
高浜虚子の俳句理念
改悪された治安維持法
パリ不戦条約の調印
NHK「ラジオ体操」はじまる
ミッキー・マウスの誕生

●昭和四(一九二九)年
バレンタイン・デーの虐殺
山本宣治代議士の暗殺
大量失業時代が生んだもの
「東京行進曲」の大ヒット
エノケンのカジノ・フォーリー
飛行船ツェッペリン伯号の飛来
レマルクの名作出版さる
ニューヨーク株式市場暴落

●昭和五(一九三〇)年
金輸出解禁の決断
「産児制限相談所」誕生
統帥権干犯騒動の発端
第一回ワールドカップ開催
谷崎潤一郎「細君譲渡事件」
特急「つばめ」東京発車
「中華民国」を正式呼称に
浜口雄幸首相狙撃さる
煙突男第一号の闘争
「エロ演芸取締規則」を通達

●昭和六(一九三一)年
漫画「のらくろ」誕生
中村草田男の名句
字幕入り洋画の封切り
「銭形平次」の登場
公務員の賃金大幅カット
「一本刀土俵入」の初演
古賀政男のヒット曲
満洲事変の教訓
臨時ニュース第一号の日
宮澤賢治の祈り

●昭和七(一九三二)年
第一次上海事変の内幕
肉弾三勇士の「美談」
満洲国の建国
井上日召の自首
大日本国防婦人会の第一歩
トーキー映画時代の到来
海軍兵学校生徒が守らされた五つの言葉
坂田山心中の男女
五・一五事件のウラ
国立公園の誕生
満洲開拓移民はじまる
白木屋火事が教えたもの

●昭和八(一九三三)年
つくられた自殺ブーム
ヒトラー、首相に就任
小林多喜二殺される
日本、国際連盟を脱退
ドイツ国会議事堂の炎上
国定教科書の改訂
滝川事件が起こった日
ブルーノ・タウトの来日
ナチス・ドイツの「焚書」
ゴー・ストップ事件
気骨ある新聞人桐生悠々
中京対明石、延長二五回の名勝負
「東京音頭」の大流行
「キングーコング」の封切り
映画「丹下左膳」の大当たり
「源氏物語」の上演禁止

●昭和九(一九三四)年
溥儀が満洲帝国の皇帝となる
万才か漫才となったとき
名人三船久蔵の名勝負
松田文相のとっぴな発言
軍事国家へのスタート
沢村栄治の速球

●昭和十(一九三五)年
湯川秀樹、中間子を予言
天皇機関説問題のねらい
渋谷駅前の名物銅像の主
「国体明徴」の文部省訓令でる
高速道路が完成した日
第一回芥川賞こぼれ話
永田鉄山、斬殺さる
吉川英治「宮本武蔵」はじまる
紅軍の「大長征」終わる
戦前のペンクラブの結成

●昭和十一(一九三六)年
プロ野球初の公式戦
二・二六事件と昭和天皇
高橋是清殺される
二・二六事件ようやく鎮定
D51型機関車の完成
重々しい国名の使用
詩人コクトオの来日
軍部大臣現役制の復活
阿部定事件の日
「国民歌謡」の放送
小樽市の乞食調査
二・二六事件に判決下る
二・二六事件、青年将校銃殺
スペイン内戦の発端
広田内閣の「国策ノ基準」
ベルリン五輪の歴史的実況
魯迅の死
国会議事堂の竣工
エドワード八世の退位
西安事件が生んだもの

●昭和十二(一九三七)年
浜田国松の名演説
第一回文化勲章と幸田露伴
「死なう団」の集団割腹
『国体の本義』の発行
初の帝国芸術院の制定
日中戦争のはじまり
通州事件がもたらしたもの
北一輝の死刑
近衛第一次内閣の政策
警視庁でのアホな会議決定
「愛国行進曲」の発表
鎮魂歌「海行かば」初放送
宮中に大本営を設置
中国の首都・南京占領

●昭和十三(一九三八)年
強硬な近衛声明
国家総動員法の珍事件
国家総動員法の成立
「オリンピア」の初公開
西住戦車小隊長の戦死
木炭自動車の開発
文士、中国戦線へ
ある川柳作家の死
チェンバレンの屈服
河合栄治郎の著書発禁
漢口を占領
「火星人襲来」のパニック
近衛声明がもたらしたもの
日本初の新書の創刊
ウランの核分裂に成功
「オーケストラの少女」公開

●昭和十四(一九三九)年
双葉山倒るの日
ゼロ戦が誕生した日
スペイン内戦の終結
満蒙開拓青少年義
勇軍の計画
ノモンハン事件の発端
「青少年学徒ニ賜ハリタル勅語」
ネオン全廃、パーマ禁止令
日米通商航海条約廃棄の通告
アインシュタインの書簡
独ソ不可侵条約調印
第二次世界大戦始まる
「創氏改名」への抵抗

●昭和十五(一九四〇)年
斎藤隆夫の抵抗
津田左右吉の受難
改名させられた芸能人
初のテレビドラマ
チャーチルが首相となる
強制収容所への第一陣
ダンケルクから奇跡の脱出
隅田川の勝鬨橋の開通
ドゴールのフランス脱出
フランスの無条件降伏
近衛新体制運動の発進
西部劇「駅馬車」日本封切り
七・七禁令の実施
第二次近衛内閣の成立
トロツキー暗殺さる
禁止された流行語
英本土防衛戦に勝った日
仏印平和進駐ならず
日独伊三国同盟の締結
全国の子宝家庭の表彰
大政翼賛会の発会式
「チャップリンの独裁者」封切り
今宵かぎりのダンスホール
紀元二六〇〇年の祝典
元老西園寺公望逝く
ルーズベルトの「炉辺談話」

●昭和十六(一九四一)年
ルーズベルトの年頭教書
陸軍が「戦陣訓」を示達
李香蘭の日劇出演
ぺニシリンの実験
大日本帝国の大理想として
日ソ中立条約の調印
バルバロッサ作戦の開始
カントクエンの発動
日本軍の南部仏印進駐
大西洋憲章の発表
御前会議での天皇の発言
レニングラード包囲さる
東条内閣の成立
対米英戦争を決意した日
「国民勤労報国協力令」公布
「ハル・ノート」の手交
対米戦争、最後の重臣会議
ドイツ軍の退却がはじまる
対米英戦争開戦の日
「スミス都へ行く」の日本上映
ルーズベルト米大統領の演説
巨大戦艦大和の竣工

●昭和十七(一九四二)年
衣料切符制の実施を決定
パレンバン降下作戦
シンガポール陥落す
作家ツヴァイクの自死
ドウリットル爆撃隊の初空襲
灯火取締規則の制定
詩人萩原朔太郎逝く
加藤隼戦闘隊長の戦死
ミッドウェイ海戦の敗北
関門トンネルの運用開始
「日本文学報国会」の発会
裏部屋のアンネ・フランク
「一県一紙」制の実施へ
猛牛ハルゼイ、ソロモン戦線へ
北アフリカ戦線異状あり
第三次ソロモン海戦
名作「カサブランカ」封切り
「愛国百人一首」選定発表
「大東亜戦争一周年、国民決意の標語募集」
ウラン核分裂実験に成功
戦時下の流行語の裏に
ガダルカナル撤退の決定

●昭和十八(一九四三)年
敵性国家の音楽禁止
カサブランカ会談の決定
スターリングラード戦終わる
ガダルカナル島より”退却”
決戦標語ができた日
軍務局長の拙劣な判断
戦場で作られた軍歌
戦時下の名作「姿三四郎」公開
山本五十六機撃墜される
原爆の投下目標が設定された日
アッツ島に米軍上陸
「大東亜政略指導大綱」の決定
キスカ撤退作戦の成功
殉難猛獣の慰霊祭を挙行
二つの国民映画の主題歌
戦前最後の早慶戦
泰緬鉄道の完成
雨の出陣学徒壮行大会
大東亜会議の開催
日本の原爆製造計画

●昭和十九(一九四四)年
「横浜事件」はじまる
添田唖蝉坊のさびしい死
さらば、海軍航空隊の日
東条を批判した新聞
インパール作戦の発動
史上最大の大脱走
国民酒場の開業
ノルマンディ上陸作戦開始
新兵器「V1号」の発射
マリアナ沖海戦の敗北
”特攻”がスタートを切った日
サイパン島占領さる
サン=テグジュペリの戦死
学童集団疎開はじまる
新聞各紙が米兵の残虐性を報じた日
パリが解放された日
松代大本営の建設始まる
「風船爆弾」部隊の編成
レイテ沖海戦・ナゾの反転
神風特別攻撃隊の誕生
スパイのゾルゲの処刑
アルデンヌの最後の反撃

●昭和二十(一九四五)年
大岡昇平『俘虜記』のこと
ホイジンガ『中世の秋』
ヤルタ会談が決めたこと
大佛次郎「乞食大将」中止
東京大空襲の夜
硫黄島守備隊の突撃
戦艦大和の最後の出撃
米ソ両軍将兵のエルベの誓い
逆さにつるされたムッソリーニ
ヒトラー自決す
ソ連軍、ベルリンに突入
空襲で宮城炎上
大田実司令官の報告
哲学者西田幾多郎の死
沖縄地上部隊の最後
国民義勇兵役法の議会通過
国連憲章が調印さる
史上第一回の原爆実験
ポツダム宣言の発表
広島に原爆投下さる
長崎に原爆第二弾投下さる
ソ連が満洲へ侵攻
終戦の詔書の中に
大日本帝国の降伏
スターリン首相の米大統領あての手紙
特殊慰安施設協会の発足
ジャリコーヴォの停戦交渉
灯火管制解除、ヤミ市店開き
首相東久邇宮の記者会見
連合軍先遣隊の日本到着
マッカーサーの厚木到着
『日米会話手帳』刊行さる
ミズーリ艦上で降伏調印

あとがき
参考文献