図書目録コッカ オ コエラレナカッタ キョウカイ資料番号:000050118

国家を超えられなかった教会

サブタイトル
15年戦争下の日本プロテスタント教会
編著者名
原 誠 著
出版者
日本キリスト教団出版局
出版年月
2005年(平成17年)12月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
333p
ISBN
4818405906
NDC(分類)
198
請求記号
198/H31
保管場所
閉架一般
内容注記
注:各章末 引用文献を含む主要な参考文献・資料:p323‐333
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

序文
凡例

第一章 日本のキリスト教の中間総括としての戦時下の教会―課題と視点と方法論をめぐって
日本のキリスト教の歴史的中問点としての戦時下
明治期以来の日本のキリスト教の歴史的特質
方法論について

第二章 戦時期のキリスト教思想―日本的キリスト教を中心に
はじめに
戦時下の思想的状況―「近代の超克」をめぐって
日本のキリスト教会の思想的状況と開戦への態度
「日本的キリスト教」の意義と問題点
「日本的キリスト教」に関する評価
この章のまとめにかえて

第三章 日本基督教団とファシズム時代
はじめに
日本基督教団の成立と合同教会
宗教弾圧と宗教団体法の成立
国家の宗教統制における社会思想史的意味
宗教団体法―法制史の観点から
治安維持法と宗教団体法
宗教団体法のもとの日本基督教団
この章のまとめにかえて

第四章 戦時下の宗教政策―戦時報国会と日本基督教団
はじめに
「国民精神総動員運動」「大政翼賛会」における宗教政策
戦時下の宗教教団
日本基督教団の「大日本宗教報国会」活動
この章のまとめにかえて

第五章 戦時下の諸教会―大日本戦時宗教報国会との関わりで
はじめに
戦時下の教団の組織
「日本基督教団報国団」から「日本基督教団戦時宗教報国会」へ
戦時下の教区・支教区
戦時下の各個教会
戦時下の各個教会―札幌教会を事例として
この章のまとめにかえて

第六章 戦時下の教会の伝道―教勢と入信者
はじめに
戦時下の教会の教勢
各個教会史における「戦時下」への認識
各個教会史から見た戦時下の教勢
各個教会史による戦時下の教会と信仰
入信の意味―霊南坂教会の「信仰告白」から
この章のまとめにかえて

第七章 ホーリネスに属した地方小教会―高崎南教会
はじめに
ホーリネス教会の分裂と高崎南教会
ホーリネス系教会の弾圧と高崎南教会の解散命令
この章のまとめにかえて

第八章 戦時下の沖縄の諸教会
はじめに
日本基督教団成立以前の沖縄のキリスト教会
教団成立と九州教区沖縄支教区
沖縄におけるホーリネス教会の弾圧
戦時下の沖縄の住民に対する行政
米軍上陸以前の沖縄の教会、信徒と牧師
米軍の沖縄上陸以後
沖縄のキリスト教会の停止、休止、壊滅
この章のまとめにかえて

第九章 日本基督教団南方派遣宣教師とインドネシアの教会
はじめに
第二次世界大戦とインドネシアのキリスト教
日本軍政と教団の対応
派遣された宣教師たち
軍政下のインドネシアの教会と宣教師の活動
この章のまとめにかえて

終章 結論にかえて

あとがき
引用文献を含む主要な参考文献

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