日本の参謀本部
- サブタイトル
- 中公新書;765
- 編著者名
- 大江 志乃夫 著
- 出版者
- 中央公論社
- 出版年月
- 1985年(昭和60年)5月
- 大きさ(縦×横)cm
- 18×
- ページ
- 230p
- ISBN
- 4121007654
- NDC(分類)
- 393.2
- 請求記号
- 393.2/O18
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 参照文献:p222‐225
- 昭和館デジタルアーカイブ
一 メッケルの遺産
桶狭間の戦い
織田信長の決心
戦争の原則
ドイツ・モデル
モルトケの選択
モルトケとゴルツ
ゴルツとメッケル
「メッケルの遺産」
戦争論・戦略論の欠如
組織の組織的運用
*
二 参謀本部の起源
閣議と軍服
文官の軍隊指揮権
参謀局
西南戦争と参謀局
西南戦争の戦略
山県の情報将校
情報将校乃木希典
参謀本部の設置
憲法に先制
天皇のスタッフ
参謀本部の機構
関心はロシアに
*
三 外征軍の頭脳
参謀科将校
参謀と幕僚
防衛軍から外征軍ヘ
戦時法制の整備
月曜会解散事件
兵学研究の自由の禁止
参謀本部廃止論
山県の陸軍
戦時大本営条例
参謀本部の特質
*
四 日清戦争前後
師団の誕生
参謀本部条例
師団司令部・都督部動員
集中モルトケ戦術の模倣
集中のネック
広島大本営
伊藤首相の戦争指導
川上・小坂
秘書官参謀
*
五 日露開戦と参謀本部
『日露戦史』と『太平洋戦史』
日露間の軍事的緊張
対露戦争準備
情報将校
スタッフ・システムの確立
軍の編成
大本営の動員
満州軍総司令部
大本営と満州軍
*
六 日露戦争中の幕僚の機能
作戦と兵站
研究不足の兵站
大山と児玉
軍司令官とスタッフ
閏閥と藩閥
生かされなかった情報
情報と謀略
作戦第一主義
官僚機構の未熟
*
七 幕僚機構の官僚機構化
軍拡をめぐる省と部
児玉と寺内
田中義一の登場
山県と田中
帝国国防方針
秘儀化した戦略論
軍令に関する件
一元的軍事官僚機構
軍令と軍政との境界
上原総長と田中大臣
二流陸軍への転落
*
八 目標喪失の時代
田中・宇垣の時代
陸軍の軍縮
砲兵論争
必勝の信念
官僚的保守性
秘密主義の堕落
情勢無視の主観主義
謀略の陥穽
幕僚の横断的結合
荒木人事
”皇道派”と”統制派”
*
九 目的・目標がない戦争
戦争指導課と軍務課
石原戦略の盲点
石原構想の破綻
蘆溝橋事件をめぐる方針不統一
戦争決意なき開戦
決心戦争目的なき戦争
決意政略指導ぬきの大本営
最悪の選択
政府・統帥部の相互不信
戦略目標の喪失
*
十 二正面の重圧心
シュリーフェン・プラン
中ソニ正面
政略と戦略の矛盾
対ソ国境紛争と幕僚
国境紛争処理要綱
近代戦に完敗
幕僚の責任
北進・南進
情勢追随の政略
関特演
*
十一 参謀本部の崩壊
戦争決意をめぐる陸軍と海軍
展望のない戦争決意
陸軍と海軍の戦略構想
無理な作戦計画
無謀な第二段作戦
原則無視の選択
決断力をなくした大本営
スタッフ人事の●廃(たいはい)
責任能力の喪失
見えなくなった情勢
*
参照文献
あとがき
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