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植民地の朝鮮と台湾

サブタイトル1~10
歴史・文化人類学的研究 Academic series new asia;50
編著者名
崔 吉城 共編/原田 環 共編
出版者
第一書房
出版年月
2007年(平成19年)6月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
14,380p
ISBN
9784804207728
NDC(分類)
221
請求記号
221/C42
保管場所
閉架一般
内容注記
注:各章末
和書
目次

はしがき(崔吉城/原田環)

朝鮮引揚者と韓国―朝水会の活動を中心に―(藤井賢二)
はじめに
朝水会と朝水興産の発足
朝鮮水産開発と朝鮮水産業会
朝水会の事業の発展
日韓通商協定と『日韓漁業協定試案』
朝水興産の事業挫折と『朝鮮水産開発史』の刊行
朝水会の不振と李承晩ライン問題への困惑
おわりに

台湾東海岸における漢人・アミ漁民と沖縄漁民の接触―植民統治末期から戦後初期を中心に―(西村一之)
はじめに
調査地S地区における漁業技術移転:漁業移民と留用者
漁業をめぐる移動:漢人・アミ漁民と沖縄漁民の接触
まとめ:漢人・アミ漁民にとっての沖縄漁民そして沖縄

植民地朝鮮における日本語教育の近代的側面―日本人から見た、朝鮮人にとっての日本語の意味―(山田寛人)
はじめに
韓国併合以前
韓国併合直後
生徒募集の困難に対する認識
朝鮮人の「自主的」日本語学習に対する認識
おわりに

台湾総督府の「種族」・言語認識―日本統治初期の人ロセンサス・戸口調査・通訳兼掌手当―(冨田哲)
はじめに
一九〇五年臨時台湾戸口調査―種族と言語の一対一の対応―
戸口調査と種族認識
警察の通訳兼掌関連の規定と言語カテゴリ
一九〇五年調査の準備過程での種族と言語の語られ方
おわりに

『放送教本初等国語講座』に見る「国語」教育(上田崇仁)
はじめに―問題の所在―
上田(二〇〇六)における仮説
上田(二〇〇六)における仮説の整理
『放送教本初等国語講座』の構成
『放送教本初等国語講座』に見る「国語」教育

台湾の植民地支配にみる訃聞の資料的価値に関する一試論(上水流久彦)
はじめに
日本人の入植状況にみる訃聞の資料的価値
日本人と台湾人との関係にみる訃聞の資料的価値
台湾人の日本文化受容にみる訃聞の資料的価値
結語

神社参拝反対と殉教(ジェームス・H・グレーソン/崔吉城訳)
はじめに
植民地朝鮮と日本の帝国主義政策
朝鮮のプロテスタントの殉教者の例
朝鮮の殉教者の特徴

台湾で神として祀られた日本兵訳(山路勝彦)
はじめに
「鬼」と崇りと御利益と
神になった日本軍兵士
いざ、観光の旅へ

植民地朝鮮におけるキリスト教―矢内原忠雄を中心に―(崔吉城)
ほじめに
殖民学と信仰
「パウロ」として
信仰と朝鮮植民地
結論

植民地期における日本仏教による台南地域への布教(松金公正)
はじめに
台南地域布教に関する先行研究
台南地域における日本仏教による布教のはじまり―浄土宗を例として―
各宗派による寺院・説教所の設立と教線の拡大
社会事業の展開
おわりに

翻刻
井上角五郎・今泉秀太郎の甲中政変遭難記(原田環)
解説
資料
井上角五郎氏帰京
遭難記事
京城地図

大正期の在日ヒーロー(鄭大均)
はじめに
渡日前
「鮮人作家」の誕生
評論活動
『満蒙時代』