図書タイケン ナキ センソウ ブンガク ト センソウ ノ キオク000050098

体験なき「戦争文学」と戦争の記憶

サブタイトル1~10
千年紀文学叢書
編著者名
千年紀文学の会 編
出版者
皓星社
出版年月
2007年(平成19年)6月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
217p
ISBN
9784774404172
NDC(分類)
918
請求記号
918/Se71/6
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
和書
目次

■特集*体験なき「戦争文学」と戦争の記憶
はしがき 戦争の記憶を語ることの不可能性と可能性―特集「体験なき『戦争文学』と戦争の記憶」について(幸田国広)
体験者の「戦争文学」と体験なき「戦争文学」―吉田満「戦艦大和ノ最期」など(綾目広治)
戦争体験と真実の生き方(榎本勝則)
『さとうきび畑の唄』―遮蔽幕としてのオキナワ(深津謙一郎)
戦争の記憶と和解―二つの記憶の出会う場所(小林孝吉)
西洋の罪、アフリカの受難―『ジェノサイドの丘』(上下巻、WAVE出版)(原仁司)司馬遼太郎の戦争―『坂の上の雲』に見るリアリズムの幻想(小畑精和)
六〇年目の「戦争表現」とサブカルチャーの定位(喜谷暢史)

■詩
山越(森川雅美)
ぼくらは黒い馬を見た(ヨシフ・ブロツキイ/訳・早川眞理)
金剛山に行く道で(李承淳)

■評論
新日本文学会のAA文学運動と竹内泰宏『人間の土地』(日野範之)
三島由紀夫・崩壊する自尊心と文体という防壁―『天人五衰』を中心に(高良留美子)
精神の痛みと文学その2―あまんきみこ「おかあさんの目」を通して考えたこと(鈴木正和)
風葉の「寝白粉」と藤村の「破戒」について(小中陽太郎)
作家島比呂志との出会い、遺されたもの―ムンディ・オモニに想う(松居りゅうじ)
初期在日作家金煕明研究(李修京)

■小説
チング(友達)(深沢夏衣)
日の丸まんじゅう(朴重鎬)

■短歌
風に靡けり(後藤秀彦)

あとがき(幸田国広)