徳富蘇峰終戦後日記 4
- サブタイトル
- 『頑蘇夢物語』 完結篇
- 編著者名
- 徳富 蘇峰 著者
- 出版者
- 講談社
- 出版年月
- 2007年(平成19年)8月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 431p
- ISBN
- 9784062141307
- NDC(分類)
- 210.76
- 請求記号
- 210.76/To45/4
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
『頑蘇夢物語』十二巻
無秩序乱脈の世相昭和二十二年劈頭の回顧
精神的にも日本は四等国以下
米国、旧日本領諸島を確保 日本自存自衛の行動を切取強盗とは
何故に日本は敗れたるか(一)これを語る予の前提
何故に日本は敗れたるか(二)人物の欠乏
何故に日本は敗れたるか(三)彼我首脳者器局の懸隔
何故に日本は敗れたるか(四)東亜民族指導の資格欠如
何故に日本は敗れたるか(五)先天的欠陥と後天的欠陥
何故に日本は敗れたるか(六)全体的大構想の欠如
何故に日本は敗れたるか(七)敗戦の禍機、蘆溝橋事件―満洲国と日本
何故に日本は敗れたるか(八)満洲対策に於ける予の宿論
何故に日本は敗れたるか(九)蘆溝橋事件処理に軍は一定の方針無し
何故に日本は敗れたるか(一〇)世界戦史上最愚劣の戦争支那事変
インフレとストライキ
何故に日本は敗れたるか(一一)日独共通性の国民的欠陥
何故に日本は敗れたるか(一二)日本の対支二大失策
何故に日本は敗れたるか(一三)世界の大局に通じたる蒋介石
何故に日本は敗れたるか(一四)暗中模索の対支政策
何故に日本は敗れたるか(一五)日清日露役に比し軍の素質低下す
何故に日本は敗れたるか(一六)日露役に於ける政治、軍事及び外交の偕調
何故に日本は敗れたるか(一七)緒戦の奇功に陶酔し和平の機を逸す
何故に日本は敗れたるか(一八)形式かつ独善の官学教育
何故に日本は敗れたるか(一九)日本の教育日本を亡国たらしむ
何故に日本は敗れたるか(二〇)統一教育の悲哀暴露
不合理なる官公吏ゼネスト 自らその政府を顛覆せんとす
二・一ゼネスト禁ぜらる日本共産化運動と言論機関
吉田内閣の選択せらるる所以
滔々風を成す労働者意識
人に依て事を成す ゼネスト一件と日本国民の信用
勝利者の悲哀米国の前途に横たわる巨大黒雲
米国の対日根本的失策己れを損してソ聯を肥やす
米国東亜政策の破産を奈何 対日本国民誤解政策を一変せよ
米国の根本的失策
*
『頑蘇夢物語』十三巻
百敗院泡沫頑蘇居士(一)事総て志と違う予の生涯
百敗院泡沫頑蘇居士(二)百敗の根本原因たる予の独自一己性
信念と活眼を欠くマッカーサー陣営
百敗院泡沫頑蘇居士(三)精力の倹約貯蓄より割出したる予の一生
百敗院泡沫頑蘇居士(四)予が生涯の大穴の一―新聞経営当任
百敗院泡沫頑蘇居士(五)記者専門に活動せる毎日社賓時代
百敗院泡沫頑蘇居士(六)予が生涯の大穴のニ―政治への深入
百敗院泡沫頑蘇居士(七)熊本政界に於ける山田翁と予
百敗院泡沫頑蘇居士(八)九州政界の転変と新聞地盤の損失
百敗院泡沫頑蘇居士(九)予が松隈内閣を請来すベく努力せし所以
百敗院泡沫頑蘇居士(一〇)伊藤―松方―大隈
百敗院泡沫頑蘇居士(一一)自他の見たる政治家伊藤
百敗院泡沫頑蘇居士(一二)予と大隈の関係
百敗院泡沫頑蘇居士(一三)予の洋行と松隈内閣の早産
百敗院泡沫頑蘇居士(一四)松隈内閣の内証と予の帰朝
百敗院泡沫頑蘇居士(一五)予の就官と松隈内閣の正体
百敗院泡沫頑蘇居士(一六)随波逐浪の大隈に予の幻滅
百敗院泡沫頑蘇居士(一七)内閣の瓦解と予の出処進退
百敗院泡沫頑蘇居士(一八)事志と違い群謗一身に輳まる
百敗院泡沫頑蘇居士(一九)教訓に活き所信に邁進す
百敗院泡沫頑蘇居士(二〇)第二山縣内閣と伊藤の政友会発企
百敗院泡沫頑蘇居士(二一)最後の伊藤内閣―山縣伊藤両派の対立
百敗院泡沫頑蘇居士(二二)政治家桂の出現と予
百敗院泡沫頑蘇居士(二三)第一第二桂内閣の功業及び桂の自己陶酔
百敗院泡沫頑蘇居士(二四)第三桂内閣出現の経緯
百敗院泡沫頑蘇居士(二五)第三桂内閣の末路と桂の新党計企
百敗院泡沫頑蘇居士(二六)桂の死が予に与えたる二大影響―絶望と自由
百敗院泡沫頑蘇居士(二七)皇国の進路を指点す、吾著『時務一家言』
予が宣誓供述書の却下について
百敗院泡沫頑蘇居士(二八)『時務一家言』を分水嶺とする予が後半の生涯
百敗院泡沫頑蘇居士(二九)予と朝鮮との関繋
百敗院泡沫頑蘇居士(三〇)京城日報の経営と寺内伯
百敗院泡沫頑蘇居士(三一)晩年朝鮮に養老の志遂に空し
百敗院泡沫頑蘇居士(三二)文教への予の関心と国民教育奨励会
百敗院泡沫頑蘇居士(三三)青山会館の計企とその実現
百敗院泡沫頑蘇居士(三四)内憂外患の青山会館大いに予を悩ます
百敗院泡沫頑蘇居士(三五)星条旗下の旧皇室中心主義道場
百敗院泡沫頑蘇居士(三六)百敗の尤も、国民新聞の喪失
百敗院泡沫頑蘇居士(三七)予が最長伴侶民友社とその業績
百敗院泡沫頑蘇居士(三八)史学に於ける民友社の寄与貢献
百敗院泡沫頑蘇居士(三九)民友社の現状及び同社への予が愛着
百敗院泡沫頑蘇居士(四〇)蘇峰会相踵で各地に起る
百敗院泡沫頑蘇居士(四一)皇室中心主義理念と蘇峰会
*
『頑蘇夢物語』十四巻
百敗院泡沫頑蘇居士(四二)終戦と共に蘇峰会自ら解散す
『東久邇宮著―『私の記録』―を読みて終始戦争に反対なりし宮殿下
百敗院泡沫頑蘇居士(四三)対米関係八十年の悲願空し矣
百敗院泡沫頑蘇居士(四四)是非もなき日本の米化
百敗院泡沫頑蘇居士(四五)米国世界政策及び占領政策の欠陥
百敗院泡沫頑蘇居士(四六)予が福沢流雰囲気退治の宿志
百敗院泡沫頑蘇居士(四七)福沢勢力の一掃とその武器
百敗院泡沫頑蘇居士(四八)隠然明治政府の一敵国たりし福沢の勢力
百敗院泡沫頑蘇居士(四九)慶應義塾と同志社―義塾閥と陸奥
百敗院泡沫頑蘇居士(五〇)同志社前途につき予等の進言と新島先生
百敗院泡沫頑蘇居士(五一)同志社東京進出の計企遂に空し
昭和二十二年五月三日所謂民主憲法施行日の感懐
百敗院泡沫頑蘇居士(五二)福沢流再興の今日と独立自尊
百敗院泡沫頑蘇居士(五三)性善説の執着と対人過信―予が失敗多くこれに因る
百敗院泡沫頑蘇居士(五四)予が不明、日本の総てを買被る
百敗院泡沫頑蘇居士(五五)予が本領発揮の武器の一―文章
百敗院泡沫頑蘇居士(五六)新聞記者学と文章―予の場合
百敗院泡沫頑蘇居士(五七)天下の至文と新聞人の実用文
百敗院泡沫頑蘇居士(五八)文章に於ける予が体験
百敗院泡沫頑蘇居士(五九)予は専らジャーナリズムの為に文を作せり
百敗院泡沫頑蘇居士(六〇)文章に於ける予の態度
百敗院泡沫頑蘇居士(六一)今次戦争に於ける予の立言と責任
百敗院泡沫頑蘇居士(六二)予が本領発揮の武器の二―演説
百敗院泡沫頑蘇居士(六三)予が演説の修練とその発展
百敗院泡沫頑蘇居士(六四)晩年予が体得したる演説の要諦
陛下万歳か国民万歳か
共産党の前途とマッカーサー風
軍隊無き日本の治安
懺悔心か軽薄性か
大和民族に濃厚なる模倣性
外尊内卑の日本
中庸の欠乏、行き過ぎの通弊
終戦後日本の驚くべき激変皇室に対する国民の態度―民主自由と犯罪の横行―陛下の私学臨幸―独立自尊のはき違え
”人間天皇”
世界支配を争う二大勢力攻勢のソ聯、受身の米国
暴露し来る闇取引ソ聯に藪蛇の市ケ谷裁判
戦後ソ聯に対する米国の動向
ソ聯の横車に対抗す米英の提携最近半年の情勢
協ソより対ソヘ、米国輿論の趨向
唇亡びて歯寒し 自らソ聯の風表に立つ米国
共産軍は中国に於けるソ聯の前衛
愈愈多事、多端、而して多難なるべき支那の前途
英国の立場
次の大戦を孕む世界情勢
即今米ソ戦わず
ソ聯その将来の実力を恃むか
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解説(伊藤隆)
凡例
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