桜花のごとき生涯
桜花のごとき生涯―小林浩五十年祭記念―
扉絵 中島正夫
口絵 (小林浩・写真/小林浩・略歴)
*
序文(陸士第四十四期・河合治)
*
一章 中支従軍日誌
・小林浩中支従軍日誌(小林浩)
・哀惜(北村(勝)部隊長陸軍大佐・北村勝三)
・弔辞(陸士第四十四期生代表陸軍大尉・重宗潔)
・弔歌(陸士第四十二期陸軍大尉・河内稔)
*宜昌作戦概説
*
二章 小林浩戦死前後の状況
・小林少佐の壮烈なる戦死を悼む(北村(勝)部隊長陸軍大佐・北村勝三)
・謹みてこの文を故小林少佐の霊前に捧ぐ(陸軍中尉・土肥八歳)
・故小林少佐殿を偲ぶ(陸軍中尉・高橋忠雄)
・故小林少佐の想い出(陸軍中尉・畑山武夫)
・故小林大尉殿をお偲びして(三宮慶雄)
・点軍坡高地・小林大尉の戦死(勝井健蔵)
*
三章 追悼(1)共に過ごした若き日々陸軍士官学校第四十四期生
・爽やかで凛々しい青年将校(陸士第四十四期生区隊長・鹿瀬征貫)
・二人だけの秘密(陸士第四十四期生・有利正)
・汗かきだった君(陸士第四十四期生・糸賀公一)
・小林君との征途半ヶ月間(陸士第四十四期生・伊藤光治)
・君の綽名は小林一茶(陸士第四十四期生・宇野十郎)
・教練班を同じくして(陸士第四十四期生・滞茂)
・小林君の東京弁(陸士第四十四期生・大平英夫)
・君と共にした広幼生活(陸士第四十四期生・岡本豪)
・異・県人会の思い出(陸士第四十四期生・金本康隆)
・小林君の印象(陸士第四十四期生・狩野勲)
・竹刀だこに君を憶う(陸士第四十四期生・河合治)
・広幼時代の事(陸士第四十四期生・北村博)
・茶目の思い出(陸士第四十四期生・酒井重雄)
・見過ごせない性分(陸士第四十四期生・新郷良夫)
・不思議な縁に結ばれて(陸士第四十四期生・杉浦成孝)
・得意の鉄棒・大和魂(陸士第四十四期生・寺内美代重)
・矢岳高原に君を偲ぶ(陸士第四十四期生・東郷栄二)
・不思議な御縁(陸士第四十四期生・中村亮)
・人望を一身に集めた君(陸士第四十四期生・平尾(松尾)篤)
・東京育ちの君(陸士第四十四期生・福井寛治)
・生地の儘で(陸士第四十四期生・宮元静雄)
・お宅訪問の思い出(陸士第四十四期生・山中雅太)
・決心迅速・意図明快(陸士第四十四期生・吉岡忠典)
*
四章 追悼(2)『小林区隊長追悼録』陸士第五十三期生
・区隊長殿を偲び奉る(陸士第五十三期生・生亀元)
・鳴呼区隊長殿(陸士第五十三期生・岩永慶美)
・山岡鉄舟先生の精神を受けて(陸士第五十三期生・大塚龍明)
・小林区隊長の教訓(陸士第五十三期生・岡川忠男)
・「ボヤボヤするんじゃない」の一言(陸士第五十三期生・菊池隆吉)
・小林区隊長の遺徳(陸士第五十三期生・桜井敬次郎)
・万感肛底に溢れて(陸士第五十三期生・篠田忠義)
・区隊長殿の思い出(陸士第五十三期生・園田喜之)
・記念写真の思い出(陸士第五十三期生・大工原英司)
・ご戦死の報に驚愕悲嘆(陸士第五十三期生・高橋良行)
・我等の小林区隊長殿を偲び奉る(陸士第五十三期生・瀧山周)
・われわれの心の中になお生きて(陸士第五十三期生・土屋茂雄)
・能力の不足は脚力をもって補う(陸士第五十三期生・中村力)
・任務第一の厳しさを説いた人(陸士第五十三期生・中原健夫)
・浩洋たる気概(陸士第五十三期生・野口義男)
・三十有五の魂の中に生きて(陸士第五十三期生・番場博志)
・北満の僻地で区隊長殿の悲報を聞く(陸士第五十三期生・谷島武次)
・小林区隊長殿の英霊に告ぐ(陸士第五十三期生・山本登)
・故小林区隊長殿を偲ぶ(陸士第五十三期生・渡辺禎作)
・追慕(陸士第五十三期生・平山倍)
・小林区隊長殿を偲びて(陸士第五十三期生・伊藤哲郎)
・今はなき区隊長殿の戦死を悼みて(陸士第五十三期生・高橋末正)
・小林区隊長殿の駈足と気合(陸士第五十三期生・中島要)
*
五章 追悼(3)『小林区隊長殿を偲ぶ』陸士第五十三期生
・先制訓(陸士第五十三期生・満淵秀夫)
・明、陽、爽の訓育を敬慕する(陸士第五十三期生・東正)
・追憶(陸士第五十三期生・倉岡愛和)
・ダンマリ抵抗生徒反省の記(陸士第五十三期生・武田忠雄)
・想い出の記(陸士第五十三期生・高井(糸山)利津一)
・ああ小林区隊長(陸士第五十三期生・横山正雄)
・区隊長殿の思い出(陸士第五十三期生・清水重義)
・思い出(ズッコケ予科茶目)(陸士第五十三期生・久米田実)
・区隊長殿を偲んで(陸士第五十三期生・福居(赤井)公夫)
・懐かしい想い出(陸士第五十三期生・杉本和夫)
・予科の或る日曜日(陸士第五十三期生・遠藤敏夫)
・奇縁を偲ぶ(陸士第五十三期生・田草川実)
・ああ小林区隊長殿(陸士第五十三期生・市川●代司(きよし))
・想いだすままに(陸士第五十三期生・片山駿男)
・小林区隊長殿の想い出(陸士第五十三期生・加瀬智久)
・市ヶ谷から漢口までと区隊長殿の遺訓を守る(陸士第五十三期生・丸山正文)
*
六章 追悼(4)五十年を経て再び区隊長殿を思う陸士第五十三期生
・きびきびした指揮振り(陸士第五十三期生・阿部明夫)
・湧きあがる感慨(陸士第五十三期生・生亀元)
・小林区隊長言行録(陸士第五十三期生・伊藤哲郎)
・小林区隊長殿追想記(陸士第五十三期生・大石光正)
・真面目で地味なお方(陸士第五十三期生・小川(池上)邦夫)
・警告の拳骨(陸士第五十三期生・篠田忠義)
・人生に良き師を得た幸せ(陸士第五十三期生・瀧山周)
・宜昌の近くの戦線に居た私(陸士第五十三期生・多田(田中)要)
・私の中の小林区隊長(陸士第五十三期生・土屋茂雄)
・鉄拳と涙(陸士第五十三期生・堤彦男)
・命も縮む思い(陸士第五十三期生・徳永猪和雄)
・尖兵としての渡河作戦(陸士第五十三期生・橋口通夫)
・散りし君こそ羨しけれ(陸士第五十三期生・平山佶)
・精魂こめての訓育(陸士第五十三期生・藤山幸彦)
・東京駅にお見送りをして(陸士第五十三期生・牧勝美)
・スカッとした鉄拳(陸士第五十三期生・射場義清)
・きびしい中にも慈愛(陸士第五十三期生・宮崎正彦)
・概ね可なり(陸士第五十三期生・森永璋克)
・憧憬の青年将校(陸士第五十三期生・森松俊夫)
・故小林区隊長の五十年祭に憶う(陸士第五十三期生・渡辺禎作)
*
七章 弟への想い兄への思い
・「ありがとう」皆さま(浩の姉)内田富美子
・兄の戦死を報らせる新聞記事を送ります(浩の弟)小林塙
・長兄の想い出(浩の妹)岡原佐代子
・兄の思い出(浩の弟)小林清三
*
八章 小林浩との四ケ月そしてその後の五十年(小林きみよ)
共に暮らした四ケ月の日々
戦地からと内地からの便り
遺言
戦死の公報
一人生きる―教師の道を―
*
あとがき(小林きみよ)