獨逸そらの巨人

序文
*
第一部　ツエッペリン
軍人生活
彼の生ひ立ち
ある日の決心
彼の生ひ立ち
剛王の侍從
練られ行く人格
普佛戦争
大ドイツ主義
飛行船の發明
苦闘十年
新しき道へ
狂人扱ひ
秀れた考案
研究へ一歩
諦めやうか
熱情の再起
委員會の態度
ドイツ協會立つ
建造と難破
第一號船成る
飛んだ、飛んだ
資金難
惨たり第二號
莫逆の友
第三號船
勝利か
エヒターデンゲンの悲劇
この義侠
戰雲に駈る
カイゼルの招宴
デラーグ出現
惨又惨、巨船の最後
繼續か、中止か
偉たり新造船
大戰勃發す
世界の翼
大戰中のツエッペリン
ロンドン空襲！！
鬼船長の最後
大戰中の發達
祖國に奉ぜんと
巨人の終焉
破産か立直しか
ツエッパリンを救へ
誇るツエ伯號
世界一周に成功
*
第二部　ユンカース
發明の天才
スツッカー
幼にして才氣
ガス機關の改良へ
行くところ皆可
飛行機に着目
彼の考案
拓け行く己れの道
飛行機王ユンカース
大戰中のユンカース
ＪＩ號成る
軍用機創造
ヂュラルミン採用
大戰の翼
平和の空へ
敗戰の後に
輝くＦ一三型
鐵鎖の日
殘る百二十人
遂に大型機へ
建設への道
レルドクレーカ號の誇り
空を結べ
ルット・ハンザ
素人の強味
大戰勃發
巨星遂に隕つ
*
第三部　ルマン・ゲーリング
大戰の勇士
軍人への巣立ち
健やかなる青春
大戰勃發
運命の轉期
功名失意
戰闘機飛行家となる
悲運の隊長
休戰
流浪する飛行家
雌伏の十年
苦悶する民族
北歐飛行生活
奇しき縁
ヒツトラーと知る
兇變
死の脱出
ナチスの勝利
議席獲得
カリンの死
遂に政権を握る
空軍再建へ
航空大臣ゲーリング
すべては空へ
空軍再建宣言
陣容は整ふ
世界大戰へ
コンドル部隊
一朝波蘭を撃滅
世界大戰へ
ゲーリング片影