女ひとり玉砕の島を行く
はじめに
太平洋西部要図
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第一章 飢えの島―ガダルカナル島・ツラギ島
ガ島の地に降り立つ
キタノメンダナホテル
野戦重砲兵第四聯隊の中尉
一木支隊が渡れなかった川
キャタピラの下敷きになった!
ギフ高地の子どもたち
撃つに弾無く、食うに糧無く
マタニカウ川のスラム
最後ノ一兵迄守ル
事務局長の旭日旗
ハダシの観閲式
鉄底海峡よりも深い溝
何の因果で……
九〇三高地と山口軍曹
我等歩兵は消耗品なり
やっと戦後が終わった
涙雨の追悼慰霊祭
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第二章 数奇の島―ニュージョージア島ムンダ
父を知らぬ息子
道路代わりの滑走路
ムンダの戦跡
父の飯ごうが見つかった!
六柱の遺骨
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第三章 墓の島―ブーゲンビル島
オムツを抱えて
「墓島」と呼ばれたブーゲンビル島
ヤモリと暮らすゲストハウス
全身マッサージ車
「寮母人生」と「ソロバン人生」
終戦があと二週間遅かったら
銃を構えた革命軍
「足がふるえ、鳥肌がたちます」
「いずれの日にか国に帰らん」
歩兵第四十五聯隊・安田藤一郎軍曹
身元が判明した唯一の墓地
往時想えば涙溢るる
ゴヒ村の焼骨式
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第四章 恐怖の島―タラワ島
海抜ニメートルの島
島の失業率八十パーセント
「要塞」ベシオ
三特根司令部跡
九月の空襲
グリーンビーチ
佐七特本部跡を探す
平和記念公園
白木の箱には紙だけが……
日本人は怖かった
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第五章 再玉砕の島―マキン島
ニホンジンデスカ?
宿がない!
二度の玉砕
アィネンカラワ像
誤爆された集落
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第六章 バンザイの島―サイパン・テニアン
一人でも行ける島
サィパン島に見る三つの「顔」
黒木大隊の慰霊碑
米第二海兵師団上陸地点
ガムの跡と「小鬼子」
原爆発進空軍基地
スーサイドクリフと海軍警備隊の壕
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第七章 渇きの島―硫黄島
マグマが息づく島
草木は立ち枯れて
「一人十殺」と「玉砕禁止」
地下陣地、全長十ハキロメートル
漆黒の闇
星条旗のはためいた山
硫黄島の歌
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第八章 慰霊碑はどこヘ
朽ち果てゆく慰霊碑
慰霊碑調査事業の実態
役人たちは現地を訪れない
欧米諸国の国外慰霊碑との差
慰霊の「戦後」史
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あとがき
参考文献