図書オンナ ヒトリ ギョクサイ ノ シマ オ ユク000049777

女ひとり玉砕の島を行く

サブタイトル1~10
編著者名
笹 幸恵 著者
出版者
文藝春秋
出版年月
2007年(平成19年)5月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
277p
ISBN
9784163691107
NDC(分類)
297
請求記号
297/Sa71
保管場所
閉架一般
内容注記
参考文献:p274‐277
和書
目次

はじめに
太平洋西部要図

第一章 飢えの島―ガダルカナル島・ツラギ島
ガ島の地に降り立つ
キタノメンダナホテル
野戦重砲兵第四聯隊の中尉
一木支隊が渡れなかった川
キャタピラの下敷きになった!
ギフ高地の子どもたち
撃つに弾無く、食うに糧無く
マタニカウ川のスラム
最後ノ一兵迄守ル
事務局長の旭日旗
ハダシの観閲式
鉄底海峡よりも深い溝
何の因果で……
九〇三高地と山口軍曹
我等歩兵は消耗品なり
やっと戦後が終わった
涙雨の追悼慰霊祭

第二章 数奇の島―ニュージョージア島ムンダ
父を知らぬ息子
道路代わりの滑走路
ムンダの戦跡
父の飯ごうが見つかった!
六柱の遺骨

第三章 墓の島―ブーゲンビル島
オムツを抱えて
「墓島」と呼ばれたブーゲンビル島
ヤモリと暮らすゲストハウス
全身マッサージ車
「寮母人生」と「ソロバン人生」
終戦があと二週間遅かったら
銃を構えた革命軍
「足がふるえ、鳥肌がたちます」
「いずれの日にか国に帰らん」
歩兵第四十五聯隊・安田藤一郎軍曹
身元が判明した唯一の墓地
往時想えば涙溢るる
ゴヒ村の焼骨式

第四章 恐怖の島―タラワ島
海抜ニメートルの島
島の失業率八十パーセント
「要塞」ベシオ
三特根司令部跡
九月の空襲
グリーンビーチ
佐七特本部跡を探す
平和記念公園
白木の箱には紙だけが……
日本人は怖かった

第五章 再玉砕の島―マキン島
ニホンジンデスカ?
宿がない!
二度の玉砕
アィネンカラワ像
誤爆された集落

第六章 バンザイの島―サイパン・テニアン
一人でも行ける島
サィパン島に見る三つの「顔」
黒木大隊の慰霊碑
米第二海兵師団上陸地点
ガムの跡と「小鬼子」
原爆発進空軍基地
スーサイドクリフと海軍警備隊の壕

第七章 渇きの島―硫黄島
マグマが息づく島
草木は立ち枯れて
「一人十殺」と「玉砕禁止」
地下陣地、全長十ハキロメートル
漆黒の闇
星条旗のはためいた山
硫黄島の歌

第八章 慰霊碑はどこヘ
朽ち果てゆく慰霊碑
慰霊碑調査事業の実態
役人たちは現地を訪れない
欧米諸国の国外慰霊碑との差
慰霊の「戦後」史

あとがき
参考文献