戦後日本と戦争死者慰霊
はしがき
凡例
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I 戦争死者へ向き合うこと
戦争死者の慰霊を問い直す
戦争死者とは何か?
戦争死者慰霊をめぐる先行研究
慰霊とは何か?
ウチの死者とヨソの死者と―戦死者表象の集合化と戦死者儀礼の集団化―
「敗戦後論」をめぐる論争から
戦死者表象の集合化
戦死者儀礼の集団化
戦後への影響
慰霊と暴力連関―戦争死者儀礼の系譜的理解―
戦争死者儀礼を系譜的に理解する視点
中世、武力の台頭と戦乱の世妬
近世、戦死者なき時代
近代への機運と戦死者の再発見
近代国家と暴力
国家的慰霊システムの形成
近代慰霊の私的側面
慰霊の戦後的展開と暴力
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II 戦後慰霊と戦争死者―長崎原爆慰霊をめぐって―
戦後慰霊の展開とその二源泉―長崎における全市的原爆慰霊の公共性を軸に―
戦後慰霊と公共性
長崎の全市的慰霊の変遷
原爆慰霊の系譜的理解
戦後慰霊の「脱―埋め込み」
岡正治における慰霊と追悼―「二様の死者」のはざまで―
「二様の死者」への態度
岡正治の回心と贖罪
朝鮮人原爆死者の追悼
長崎忠魂碑訴訟
岡が遺した課題
死してなお動員中の学徒たち―被爆長崎医科大生の慰霊と靖国合祀―
原爆慰霊の多様性
長崎医科大生の被爆と慰霊の経緯
遺族会と援護運動
慰霊とモニュメント
死を意義づける論理から「零度」のことばへ
国の弔意?―広島と長崎の国立原爆死没者追悼平和祈念館をめぐって―
広島と長崎にて―ニつの国立追悼施設を訪ねて―
追悼施設設立の経緯
被爆体験と死没者のデータベース―第三者による継承と追悼―
被爆者・遺族にとっての祈念館の意義
国の弔意?
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まとめと展望 戦争死者慰霊とは何だったのか、そして何でありうるのか?
「シズメ」と「フルイ」の慰霊論
戦争死者慰霊と無縁空間
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参考文献
あとがき
初出一覧
索引