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戦後日本と戦争死者慰霊

サブタイトル1~10
シズメとフルイのダイナミズム
編著者名
西村 明 著者
出版者
有志舎
出版年月
2006年(平成18年)12月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
12,229,6p
ISBN
4903426068
NDC(分類)
369.37
請求記号
369.37/N84
保管場所
閉架一般
内容注記
原爆死没長崎医科大生の慰霊・遺族運動に関する年表:p148 参考文献:p205‐220
和書
目次

はしがき
凡例

I 戦争死者へ向き合うこと
戦争死者の慰霊を問い直す
戦争死者とは何か?
戦争死者慰霊をめぐる先行研究
慰霊とは何か?
ウチの死者とヨソの死者と―戦死者表象の集合化と戦死者儀礼の集団化―
「敗戦後論」をめぐる論争から
戦死者表象の集合化
戦死者儀礼の集団化
戦後への影響
慰霊と暴力連関―戦争死者儀礼の系譜的理解―
戦争死者儀礼を系譜的に理解する視点
中世、武力の台頭と戦乱の世妬
近世、戦死者なき時代
近代への機運と戦死者の再発見
近代国家と暴力
国家的慰霊システムの形成
近代慰霊の私的側面
慰霊の戦後的展開と暴力

II 戦後慰霊と戦争死者―長崎原爆慰霊をめぐって―
戦後慰霊の展開とその二源泉―長崎における全市的原爆慰霊の公共性を軸に―
戦後慰霊と公共性
長崎の全市的慰霊の変遷
原爆慰霊の系譜的理解
戦後慰霊の「脱―埋め込み」
岡正治における慰霊と追悼―「二様の死者」のはざまで―
「二様の死者」への態度
岡正治の回心と贖罪
朝鮮人原爆死者の追悼
長崎忠魂碑訴訟
岡が遺した課題
死してなお動員中の学徒たち―被爆長崎医科大生の慰霊と靖国合祀―
原爆慰霊の多様性
長崎医科大生の被爆と慰霊の経緯
遺族会と援護運動
慰霊とモニュメント
死を意義づける論理から「零度」のことばへ
国の弔意?―広島と長崎の国立原爆死没者追悼平和祈念館をめぐって―
広島と長崎にて―ニつの国立追悼施設を訪ねて―
追悼施設設立の経緯
被爆体験と死没者のデータベース―第三者による継承と追悼―
被爆者・遺族にとっての祈念館の意義
国の弔意?

まとめと展望 戦争死者慰霊とは何だったのか、そして何でありうるのか?
「シズメ」と「フルイ」の慰霊論
戦争死者慰霊と無縁空間

参考文献
あとがき
初出一覧
索引