図書キンダイ ニホン ノ センソウ ト ブンガク000049740

近代日本の戦争と文学

サブタイトル1~10
編著者名
西田 勝 著
出版者
法政大学出版局
出版年月
2007年(平成19年)5月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
290p
ISBN
9784588460098
NDC(分類)
910
請求記号
910/N81
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
和書
目次

プロローグ
*近代日本における戦争と文学者

I「台湾出兵」から日清戦争前まで
「台湾出兵」は近代日本の最初の海外派兵だった《牡丹社事件一三〇年歴史と回顧国際シンポジウム》に参加して
「台湾出兵」は当時の日本で、どのように語られていたか
植木枝盛の世界政府論
平和思想家としての徳富蘇峰
II 日清戦争から日露戦争まで
「君が代」は軍歌だった
戦争犯罪の最初の自覚と朝鮮人の抵抗と国木田独歩の『愛弟通信』と遅塚麗水の『陣中日記』
ハーグ平和会議と日本
百年前の虐殺証言 田岡嶺雲の北清事変従軍記
山口孤剣の反戦詩と非戦論

III 日露戦後から「満洲事変」前まで
武者小路実篤の逸文「戦争」
黒島伝治の「パルチザン・ウォルコフ」
戦争への起点としての関東大震災
武力による解決は「人間の負け」ということ 関東大震災のさなか殉難した労働者・平沢計七のメッセージ
反戦アンソロジー『戦争に対する戦争』

IV 「満洲事変」から日本敗戦まで
気になる戦争の呼称 「一五年戦争」と「太平洋戦争」
日本植民地下の朝鮮・「満洲」・台湾
在「満」朝鮮人作家今村栄治の内心の世界
深まった「占領」の概念
インドネシアの「自爆隊」
井伏鱒二と戦争
中国農民に殉じた詩人野川隆

エピローグ
*戦争とエロス―「靖国」の美学

出典一覧
あとがき