司馬史観と太平洋戦争
- サブタイトル
- PHP新書;467
- 編著者名
- 潮 匡人 著者
- 出版者
- PHP研究所
- 出版年月
- 2007年(平成19年)7月
- 大きさ(縦×横)cm
- 18×
- ページ
- 204p
- ISBN
- 9784569693071
- NDC(分類)
- 210.75
- 請求記号
- 210.75/U94
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
まえがき
*
第一章 日清戦争と太平洋戦争
誰も知らない「明治二十七八年戦役」
あの戦争の正式名称とは
未だ定義されない「太平洋戦争」
犠牲になった日清戦争の真実
戦争で最初に犠牲となるのは真実
最初の一撃を加えたのは誰か
「意外のこの勝報」に驚いた陸奥宗光
*
第二章 「昭和」に通底する司馬史観の陰影
「反戦平和教」の福音
首相の靖國参拝に狂乱した民放各局
NHK総合テレビの露骨な偏向報道
国際共産主義を夢見る映画人
加藤周一氏の大いなる誤解
『あの戦争になぜ負けたのか』
陸軍は悪玉、海軍は善玉?
まるで他人事のような識者の歴史観
半藤一利氏の広田内閣批判は公正か
文字通りの自虐史観
半藤氏に罵倒された私の親族
天に唾する批判
保阪正康氏の粗雑な議論
原爆投下と占領を正当化する保阪氏の暴論
「昭和」を断罪した司馬遼太郎
なぜ、日清・日露だけを美化するのか
「司馬史観」は貫徹されたか
「太平洋戦争とは何だったか」
平和はいかに失われたか
東條英機の弁明
戦後日本を歪めた「魔法の杖」の持ち主
*
第三章 朝日・読売共闘宣言に異議あり
ついに朝日と読売が「共闘」宣言
朝日論説主幹の自画自賛
当時「侵略」は定義されていなかった
読売社論を変えた主筆の「暗い」反軍感情
なぜ天皇の責任なのか
首相の公約を凌駕する強大な政治力
東條は「狂気の独裁者」?
読売主筆の特異な宗教観
侍従日記公開で再燃する分祀論
読売が「検証」した「南京虐殺」
君が代は「古臭い」?
読売「検証最終報告」が明かさなかったこと
垂直軸を持たないから左右にブレる
*
第四章 「リベラルからの反撃」を粉砕する
右傾化した日本の勇ましい声?
保阪氏は誰を批判したのか
これでは「論座」の名に値しない
暴走する「論座」
後藤田正晴の「遺言」
文明国の基本原則を蹂躙した東京裁判
魂は引き取れるのか
リベラルな防大新校長
防大卒業生を校長に
「露骨な天皇の政治利用」をしているのは誰か
リベラル得意のレッテル貼り
戦争を「美化」するとは
卑怯なゲリラ戦法
「言葉」を奪った日本軍
言葉の力を信じられない人々
*
第五章 改めて「靖国問題」を考える
失政の当事者が靖國参拝批判
北城経済同友会代表幹事の滑稽な主張
朝日社説の「負の遺産」
靖國を問題化したベストセラー
文字通りの感情論
頭のなかはいつもステレオタイプ
神社祭祀の本義を「修正」する東大教授
神を畏れぬ傲慢不遜な冒涜
「生と死」の「最終的な意味づけ」とは
真顔で非武装を説く神経
*
終章 大東亜戦争という悲劇
「けっして他策なかりしを信ぜんと欲す」
小林秀雄の悲劇論に学ぶ
朝日・読売連合軍の戦争責任批判は公正か
イエスが諌めたこと
みなヲァシズムの担い手」だった
陰謀説を採用した保守派と靖國遊就館展示
一部保守派の陰謀史観を論破する
靖國遊就館史観こそ自虐史観
開戦に至った悲劇的な経緯
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