図書ショモツ ノ ニチベイ カンケイ000049494

書物の日米関係

サブタイトル1~10
リテラシー史に向けて
編著者名
和田 敦彦 著者
出版者
新曜社
出版年月
2007年(平成19年)2月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
406p
ISBN
9784788510364
NDC(分類)
014
請求記号
014/W12
保管場所
閉架一般
内容注記
関連年表:p337‐339
和書
目次

凡例

序章 日本の書物・イン・アメリカ 蔵書史から見えてくるもの
日本参考図書館
北米日本語蔵書史について
蔵書史を知るための基礎史料
ライブラリアン、知の総合コンサルタント
もっとも必要とされている情報とは
坂西ネットワーク
日本語図書の流通ネットワーク
走る日本語図書館
米議会図書館の日本語蔵書史
蔵書史から見えてくるもの

第一章 対立する国家、対立するコレクション 蔵書史の起源をめぐって
蔵書にいたる前に
構想される日本博物
生成する日本語図書館
寄贈をめぐる力学
ハワイ大学の日本語蔵書史
中国学と日本
プリンストン大学とコーネル大学
国家の表象としての蔵書
開戦のなかで

第二章 蔵書の記憶、蔵書の記録 コロンビア大学の日本語蔵書史から
一つの軌跡をたどる意昧
想像のジャパン・ハウス
角田プロジェクト
コレクションの行方
書庫が図書館になるとき
ワーキング・ライブラリー
戦後の再出発
冷戦下の成長
行き交う書物、行き交う人
モノの語る記憶

第三章 戦時期日本語教育と日本研究 言語士官という兵器
なぜ日本語学校を問題にするのか
米海軍日本語学校の成功
なぜコロラドなのか
UCバークレーの日本語蔵書史
言語士官のつくり方
残された日本語史料
日本語英訳工場
日本語教育の全国化と陸軍日本語
占領政策とCATS
シカゴ大学の日本語蔵書史
出身者たちの影響力

第四章 日本占領と図書購入 占領地の書物エージェント
戦争と蔵書史
書籍取引と占領期
どうやって図書を送るのか
占領下のヨーロッパで
タトルとパーキンス
フーバー図書館東京オフィス
なぜ収集は成功したのか
スタンフォード大学の日本語蔵書史
UCバークレーのエージェント
三井コレクションの獲得
ミシガン大学の日本語蔵書史
岡山フィールド・ステーション

第五章 占領軍と資料収集 接収活動と資料のその後
接収ということの意昧
占領期の米議会図書館
ワシントン文書センター
接収図書のゆくえ
日本語図書整理計画
プロジェクトの開始
一世の希望、二世の憂鬱
検閲図書とプラングの関係
コレクションの入手と搬送
メリーランド大学の日本語蔵書史
蔵書が抱える問題

第六章 日本の書物をどう扱うか 分類と棚をめぐる葛藤
日本語書物を管理する
ハーバード・イェンチン分類
ハーバード大学の日本語蔵書史
目録規則のばらつき
朝河貫一とイエール大学日本語蔵書の初期
思想としての分類
イエール大学日本語蔵書の戦後
目録規則の統一と外国語図書
全米収書目録計画
棚の闘争
普遍主義と個別主義

第七章 書物の鎧 国防予算と日本の書物
地域研究と国家戦略
地域研究の第一波
ワシントン大学の日本語蔵書史
第二のパール・ハーバー
イリノイ大学の日本語蔵書史
ノースウェスタン大学の日本語蔵書史
時のとまった図書館
日本語図書館と冷戦

第八章 連携する日本語図書館 蔵書どうしの関係史
蔵書の関係史という視点
協力の萌芽
全米不ットワークの形成
購入危機
友好という名の従属
連携の推進剤
スタンフォード大学とUCバークレー
UCLAの日本語蔵書史
北米日本研究資料調整協議会
目録の電子化と共有
電子データと書物

終章 書物と場所、読者を問うこと はじまりに向けての結語
書物の場所をめぐって
レポジトリーとデポジトリー
変わりゆく書物
失われる書物、失われる記憶
蔵書史資料へのアクセス
読書論と歴史の出会う場所
リテラシー史の方法
リテラシー史の有効性
JBCプロジェクト

あとがき
訳語、略号一覧表
情報提供、調査協力者一覧
米国日本語蔵書マップ
関連年表

事項索引
人名索引