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「戦後革新勢力」の源流

サブタイトル1~10
占領前期政治・社会運動史論1945-1948
編著者名
五十嵐 仁 編
出版者
大月書店
出版年月
2007年(平成19年)3月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
253p
ISBN
9784272520794
NDC(分類)
309
請求記号
309/I23
保管場所
閉架一般
内容注記
年表:p244‐253
和書
目次

序章 占領前期政治・社会運動の歴史的意義(増島宏)
はじめに
戦後日本国民の置かれた状況
ポツダム宣言とアメリカ占領軍のもたらしたもの
政治・社会運動の急速な展開とその意味

第1章 戦後社会運動の出発 敗戦直後の食料闘争(梅田欽治)
はじめに―問題の所在
敗戦前後の食糧問題
食糧闘争の発端と展開
関東食糧民主協議会と食糧メーデー
戦後民主改革期における食糧闘争の意義

第2章 戦後日本共産党の公然化・合法化(犬丸義一)
はじめに
政治犯の釈放と日本共産党の公然化
戦後最初の大会の開催
野坂帰国と第五回大会
むすび

第3章 日本社会党の結成―「戦後革新」の一つの出発(大野節子)
はじめに
結党大会―一九四五年一一月二日
敗戦直後の新党問題
結党大会への準備過程
むすび

第4章 戦後労働運動の出発「一〇月闘争」から「二・一ゼネストへ」(山田敬男)
はじめにー分析の視点と問題意識
運動の経過
「一〇月闘争」の意味
「二・一ゼネスト」運動の特徴
「二・一ゼネスト」運動をどうみるか
おわりに

第5章 戦後農民運動の出発と分裂―日本共産党の農民組合否定方針の波紋(横関至)
はじめに
これまでの研究
日本農民組合の再建準備
日本共産党中央指導部の農民運動指導担当者
日本共産党の農民委員会方針
方針転換についての共産党中央指導部の総括
むすび

第6章 戦後女性運動の源流―新日本婦人同盟を中心に(伊藤康子)
はじめに―戦後対策婦人委員会の始動
新日本婦人同盟の設立とその直後の運動
地域婦人会・婦人民主クラブの動向
政治的権利の実質化へと進む新日本婦人同盟
むすび―提示された女性運動の課題

第7章 学生運動の再出発とその展開―全学連結成前史(手島繁一)
はじめに―課題と研究史にふれて
学園民主化闘争の諸相
学生生活の窮乏と多様な生活防衛の運動
学生自治会の確立への模索
学生社研と政治組織
むすび

第8章 戦後沖縄革新運動の源流(南雲和夫)
はじめに
戦前の沖縄における社会運動
日本本土の民主化と沖縄の「民主化」の違い
占領前期沖縄における政治・社会運動
むすび

終章 戦後革新運動への展望(五十嵐仁)
はじめに
「革新」用語の変遷と「戦後革新」研究
占領期前期政治・社会運動の前提条件
戦後政治・社会運動への展望
むすびに代えて―位置づけと展望

年表
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