日本戦後音楽史 上
- サブタイトル
- 戦後から前衛の時代へ 1945‐1973
- 編著者名
- 日本戦後音楽史研究会 編著
- 出版者
- 平凡社
- 出版年月
- 2007年(平成19年)2月
- 大きさ(縦×横)cm
- 22×
- ページ
- 531p
- ISBN
- 9784582219685
- NDC(分類)
- 762
- 請求記号
- 762/N71/1
- 保管場所
- 地下書庫和図書
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに (佐野光司)
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第I部 戦前・戦中・戦後―その連続と不連続 1945―1951
戦後とは何か
音楽文化にとっての戦後の意味と無意味
戦中と戦後の断絶面
戦時期の体験の戦後音楽への影響
戦後における戦時の影と占領軍の影
「室内楽の時代」と作曲家グループ
作曲界の概念図
音楽観の相克
ジャズ、ソ連、アジア、中間音楽
映画音楽と舞踊音楽
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第II部 戦後世代の台頭 1951―1957
復興と近代化がもたらした音楽諸制度の変化
「うたごえ運動」の音楽史的意味
二九五〇年代の作曲家グループとオーケストラ団体
新たな音楽様式の台頭
ミュジック・コンクレートと電子音楽
「現代邦楽」の出発に向けて
オペラ
映画音楽
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第III部 前衛音楽と日本のオリジナリティ 1957―1967
六〇年安保、東京オリンピック、ベトナム戦争
現代音楽講習会と前衛音楽の導入
作曲家グループ
前衛の実践
世代の重層化
国際化への歩み
作曲家と演奏家による創作 合唱と現代邦楽
聴衆と演奏家からの創作の振興
日本の作品の普及
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第IV部 カウンター・カルチャーと現代音楽 1967―1973
カウンター・カルチャーの時代
戦後の大きな転換期
現代音楽の場
現代音楽の方法
主要ジャンルのそのほかの作品
作曲家たちの世代状況
七〇年代後半に向けて アジアヘの新しい視線
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執筆者(日本戦後音楽史研究会)紹介
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下巻目次
第V部 前衛の終焉と新たな模索 1973―1980
時代の風潮と音楽創作
音楽におけるメディアの変化
音楽活動の新たな動向
新しい創作スタイルの登場と展開
「トランソニック」と「水牛楽団」 第三世界の登場のなかで多様化する価値観
戦後派第二世代の登場とそれ以前の世代の創作
音楽の地方分権化の兆し
オペラにおける新たな展開
継続的な活動の動向
現代邦楽の転機と邦楽器の国際的巡回
映画その他の音楽
吹奏楽の戦後の動向
次の時代への架橋としての一九八〇年
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第VI部 ポストモダン状況の中の音楽 1980―1989
総論
モダニズムからの離脱
日本・アジア・アメリカ
ポストモダンの諸相
多様化するグループと拡大するトポス
さまざまな音楽団体と日本人指導者の海外進出
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第VII部 国際化/グローバル化の中で 1989―2000
時代の趨勢と音楽創作
豊かに生み出される新作管弦楽
現代音楽のアクチュアルな場を求めて
薪局面を迎えた国際交流と地域活性化の中での創作活動
コンピュータと音楽
越境カルチャー 音楽から他分野へ、楽音からノイズヘ
オペラ制作の環境と新作オペラ
芸術環境とアートマネージメントヘの関心
ニュー・ミレニアムの始まり
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日本戦後音楽史関連年表
参考文献
あとがき(長木誠司)
人名索引
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