私説放送史
- サブタイトル
- 「巨大メディア」の礎を築いた人と熱情
- 編著者名
- 大山 勝美 著者
- 出版者
- 講談社
- 出版年月
- 2007年(平成19年)1月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 327p
- ISBN
- 9784062138086
- NDC(分類)
- 699
- 請求記号
- 699/O95
- 保管場所
- 地下書庫和図書
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
まえがき
*
第一章 ラジオ放送の黎明、夢にむかって
開局記念番組での大ミス
「開局の精神」、「挑戦と抱負」
ラジオ放送は新時代の象徴
「マイクに寿命を奪われる」
待遇のよさでラジオ出演が人気に
ラジオ契約者数は予想の三倍にも!
ラジオ番組情報が新聞の部数増に寄与
娯楽の端境期に登場したラジオ劇
スポーツの生中継が牽引力に
逓信省の天下りで放送局を全国組織化
「ラジオ体操」のはじまり
*
第二章 玉音放送とGHQの放送支配
戦争終結の詔勅にラジオが使われた理由
放送までの陸軍との攻防
玉音放送に対するそれぞれの思い
終戦直後の混乱と米軍への流言
マスコミ各社の戦争責任への対応
マッカーサー元帥の来日
マスコミの犠牲者「東京ローズ」
「鬼畜米英」から「やさしいアメリカ人」へ
「言論の自由」はアメリカの判断次第
アメリカ式にならう放送の形態
CIEが日本の放送に求めたもの
GHQに管理されたNHK
*
第三章 占領下の放送と街頭録音の誕生
昭和天皇とマッカーサー
自由への「恥ずかしさ」の正体
米大統領交替で変化した対日政策
民主化促進を目論んだCIE
CIE制作番組は日本人の反感を買う
日本の娯楽番組を救った日系二世
時代を映す「街頭録音」の誕生
*
第四章 放送民主化へのうねりとストライキ
大衆のうさを晴らす番組づくり
政治ネタと「天皇制」討論
日本放送協会は新体制へ
史上空前、歴史的な放送ストライキ
ストライキが残した深い傷
*
第五章 欧米の放送事情とラジオドラマ
アメリカのラジオ放送は商業主義で発展
有料放送からコマーシャル放送へ
巨大ネットワークNBCの台頭
放送ジャーナリズムの芽生え
大恐慌にも負けなかったラジオ業界
ラジオドラマで米国中がパニックに
新聞依存をやめて独自のニュースを
マロー、ヨーロッパの生情報を伝える
なぜ公共放送がイギリスに根づいたか
英国民が信頼するBBCの自主性
戦後日本でラジオドラマを育てた人たち
バラエティ番組は「ラジオ小劇場」から
*
第六章 NHK、民放の併存と電波行政
GHQ主導でできた「電波三法」
民放開局へ打撃をあたえた公職追放令
民放をめぐる議論の活発化向
新しい放送行政の抵抗勢力は内閣と官僚
GHQの占領政策と放送法案の撤回
吉田内閣とGHQの駆け引き
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第七章 民放開局をめぐる攻防
開局申請した各社とNHKの思惑
レッドパージがおよぼす民放開局への影響
民放の生みの親、吉田秀雄の奔走
一地区一局から複数競争論へ
委員会の方針に反し大阪二局に
謎の神父がからむ東京の二局目
民放開局とNHKの動き
*
第八章 民放ラジオの開局とテレビジョン構想
民放ラジオは名古屋から
民放ラジオ開局までの思惑
一九五一年九月一日、民放ラジオはじまる
開局前の不安は解消!三ヵ月で黒字に
テレビジョン構想と正力松太郎
正力を「テレビの父」に押しあげた
正力の強力な推進力とNHKの混乱
「正力構想は米国防総省の陰謀」説
電波監理委員会、抹殺の動き
電波監理委員会が示した放送の反独占
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第九章 NHKとNTV、テレビ開局の先陣争い
「テレビの父」と「ラジオの母」
ラジオ東京の船出は呉越同舟
ラジオ東京「三つのM」
一日二〇時間勤務、開局前の臨戦態勢
基準になったラジオ東京の放送料金
開局直後から黒字、年一割の配当も
NHKとNTVのテレビ開局競争
後れをとったNHK、テレビ開局への執念
テレビ本放送はNHKから
半年遅れ、民放テレビの開局
街頭テレビのスポーツ中継に人だかり
「力道山」はテレビ初のヒーロー
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第十章 巨大化する放送業界と権力
テレビ塔がかっこうの広告塔に
番組制作と芸能界をからめた正力構想
「テレビは一億総白痴化」の時代へ
KRT開局に尽力した今道潤三
テレビ行きの辞令はラジオ失格の証!?
テレビはラジオの収益を吸いあげる敵
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