只一筋に征く
崇高なる心で「特攻」に身を捧げた若者たち
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陸軍特別攻撃隊
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戦局の悪化により生まれた特別攻撃隊
ミッドウェー海戦敗北を転機に、戦局が悪化した
自発的な「個人特攻」から「全軍特攻」へ
「全軍特攻」による壮烈な闘い
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祖国と決別した、最期の地 陸軍特攻機が出陣した基地
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徴兵制のもと、さまざまな出身者で構成された陸軍飛行兵
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特攻は志願か、強制か、当時の戦局が左右
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目などつむって、目標に逃げられてはならぬ 眼は開けたままだ
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出撃までに残された、短き「生活」
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敵艦発見、ワレ突入ス
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陸軍特別攻撃隊の展開
フィリピン方面
南西方面
沖縄方面・本土周辺
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特攻隊員 命の足跡
対B-29に特攻 主戦法ハ衝撃ナリ 対空特攻隊
陸軍初の特攻隊 富嶽隊●西尾常三郎少佐
B29に体当たりし、51年ぶりに発掘された特攻兵の魂 常陸教導飛行師団・第二飛行隊●小林雄一軍曹●鯉渕夏夫兵長
那覇南西海上の敵艦船群に突入、散華 誠第十七飛行隊●伊舎堂用久大尉●安原正文少尉
大空に夢を馳せた学生鳥人の最期の飛行 飛行第六十六戦隊●今田義基少尉
教官だった隊長との固い絆 師弟特攻隊 第六十二振武隊●石川一彦中尉●込茶章少尉
不時着した特攻隊員三人の生死をわけた鬼界ケ島での出来事 第二十九振武隊●上川幟伍長
あなたの幸せを希う以外に何物もない 第二十振武隊●穴澤利夫少尉
生まれてくる愛児に残した遺筆と命名書 第六十振武隊●倉元利雄少尉
母宛に綴った感謝と永久の別れ 第四百三十三振武隊●大塚要少尉
もう一度、お母さんの声を聞きたい 第五十四振武隊●坂内隆夫少尉
底抜けの明るさで出撃した少年飛行兵「ほがらか隊」 第七十二振武隊●荒木幸雄伍長●高橋峯好伍長●千田孝正伍長
妻子の入水自殺によって、聞き届けられた特攻志願 第四十五振武隊●藤井一中尉
残り五名の隊員は敵艦船群に突入・散華した 第百六十五振武隊●枝幹二少尉●渡辺静少尉
十七歳の特攻隊 隼特攻隊 第百十一振武隊・第百十二振武隊・第百十三振武隊●高村統一郎少尉●高野正治少尉
父恋しと思はば空を視よ 第六十四振武隊●渋谷健一大尉●井上清軍曹●岸田盛夫伍長
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富屋食堂 出逢と別れ
知覧・富屋食堂と特攻隊員たちの哀別の物語
負傷兵士に薬を届けるため、30時間かけて黒島から鹿児島へ帰還 第二十四振武隊●安部正也少尉
俺の余した30年分の寿命は小母ちゃんにあげるよ 第七十八振武隊●勝又勝雄少尉
出撃前夜に泣きながら歌った祖国の歌アリラン 第五十一振武隊 ●光山文博少尉
片思いの幼なじみへの遺本に隠されたメッセージ 第五十六振武隊●上原良司少尉
実母への伝言を頼んだ富屋食堂の人気者かわい坊や 第五十三振武隊●河井秀男伍長
息子との最後の別れに、母親は白いパラソルを振った 第四十九振武隊●南部吉雄少尉
負傷した右手を補うために、自転車のチューブを操縦棹に巻きつけ出撃 第四十八振武隊●中島豊蔵軍曹
小母ちゃん、おれこのホタルになって帰ってくるよ 第百四振武隊●宮川三郎軍曹
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遺書・遺稿 惜別のメッセージ
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特攻に使用された 陸軍の飛行機
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いまだかつて経験したことのない 百死零生の攻撃に、アメリカ海軍は驚愕した
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陸軍特別攻撃隊 展示・関連施設