証言 第20集(2006)
■表紙絵「乱舞」(こんどう冬爾)
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■表紙絵のことば『乱舞』が見えますか(こんどう冬爾)
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■表紙デザイン(松尾覚)
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■グラビア/ヒロシマ・ナガサキ61年
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〔巻頭言〕核政策に見る米国のエゴとナガサキ(内田伯)
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戦争被害受忍論を容認しない―被爆者の闘いを引き継ぐために―(直野章子)
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原爆死から平和責任へ―被爆体験の思想化の試み―(高橋眞司)
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広島平和宣言(広島市長・秋葉忠利)
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長崎平和宣言(長崎市長・伊藤一長)
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平和への誓い(被爆者代表・中村キクヨ)
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長崎原爆朝鮮人犠牲者追悼早期集会メッセージ(長崎在日朝鮮人の人権を守る会代表・高實康稔)
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特集I 追悼 秋月辰一郎先生 絶望しても、絶望しても、核廃絶に立ち向かう
小異を残して大同につく―秋月辰一郎先生の軌跡―(廣瀬方人)
故・秋月辰一郎アンソロジー
追悼・秋月辰一郎さん
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証言 閃光と炎の中で―心の傷は消えず―
一瞬の炎に焼かれて―私に残された一枚の写真―(龍智江子)
八月九日の私(安日涼子)
私と家族の原爆体験(江川千鶴子)
私の原爆体験記(宮崎光子)
父も母も原爆に殺された(安部民子)
悪魔の閃光(柿澤敏雄)
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特集II 今、改めて問われる被爆体験の継承
今、改めて問われる「被爆体験の継承」―長崎平和推進協会「政治的問題についての発言自粛」問題について―(森口正彦)
政治的発言の自粛要請問題(舟越耿一)
いまこそ、語り残し、書き残そう―被爆の体験と六十年を経た思い―(山田拓民)
被爆者の良識に任せよ(高比良由紀)
〔証言の会二〇〇六年座談会〕被爆体験の継承で、今、なにが問われているか(長崎の証言の会)
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反核・平和運動 絶えざる歩みと広がりを求めて
第八回 国連への高校生平和大使
我々はどこへ行くのか?―ヒロシマの問い・ナガサキの問い―(伊藤明彦)
〔報告〕原爆投下を裁く国際民衆法廷・広島―広島・長崎への原爆投下は戦争犯罪であった―(森口貢)
追悼 韓国人被爆者・李康寧さん 日本人だった―韓国人被爆者の思い―(橋場紀子)
六ケ所村と長崎―問われる被爆地―(石田謙二)
反核九の日座り込み―三〇〇回を迎えて(川野浩一)
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教育と文化 希望ある未来へ向かって
未来につながる平和教育―学習から活動、そして運動へ―(池田章子)
希望を語り、希望を学ぶ「長崎平和学」(山川剛)
中国の大学での加害の授業(末永浩)
林京子「祭りの場」コース―文学作品を通して被爆の実相を追体験する―(廣瀬方人)
「碑」三部作で問う〈日本人と戦争〉(林雅行)
〔創作〕ひとりごと(山田拓民)
〔短歌〕声あぐる水(竹山広)
原爆・平和の歌 十八首(歌の実短歌会)
原爆忌俳句―第五十二回長崎原爆忌平和祈念俳句大会作品抄
〔短歌〕沖縄・平和への旅―十首(濱崎均)
〔作文〕せんそう(たなかひかる)
被爆60周年世界平和標語優秀作品
〔写真〕解体されゆく浦上天主堂(高原至)
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〔二〇〇六年 新刊紹介〕
『いま平和とは―人権と人道をめぐる9話―』
『ナガサキのおばあちゃん』
『女教師の原爆記 熱い骨』
『改訂版 夏雲の丘 被爆医師・秋月辰一郎』
『在韓被爆者の手記「引き裂かれながら私たちは書いた」』
『カウントダウン・ヒロシマ』
『姜尚中の政治学入門』
『沖縄「戦後」ゼロ年』
『ようすけ君の夢』
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《資料》
全国被爆者健康手帳交付数等
長崎市被爆者法区分分別表
米国の臨界前核実験に対する抗議文
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■長崎の証言の会案内
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『証言第21集』原稿募集
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編集後記(森口正彦)