激動の昭和スポーツ史 3
〔歴史の一葉〕昭和14年夏、海草中・嶋主将、大優勝旗を握る
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中等野球の草創期からともに歩んできた甲子園球場
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中等、高校野球を支えた舞台 豊中運動場、鳴尾球場、西宮球場
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人々を熱狂させ、愛され、世相を投影してきた中等、高校野球
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胸に輝く選手権大会(夏)優勝メダル一挙公開
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春、夏甲子園大会の新旧大優勝旗、新旧大会歌
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天皇家と高校野球 球児たちのハツラツとしたプレーに拍手を送られた
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〔昭和前史〕大阪・豊中運動場で歴史の第一歩を踏み出す
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〔昭和前史〕中等野球の人気は上昇の一途をたどっていく
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〔昭和前史〕「栄光と感激」各年度の優勝チーム
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〔昭和前史〕激闘の舞台は豊中から鳴尾に移り、そして……
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〔昭和前史〕6万人収容の東洋一のマンモス球場が完成
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〔昭和前史〕選抜大会も甲子園で挙行され四国勢が春夏独占
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〔昭和前史〕「全国中等学校野球大会歌」制定される
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〔昭和2年〕新天皇誕生日から昭和の大会がスタート
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〔昭和3年〕勝負を賭けた本盗失敗で鉄腕中島の前に平安散る
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〔昭和4年〕春再び兵庫勢、夏は広島商の「精神野球」実る
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〔昭和5年〕春の神港商、夏の広島商ともに2年連続制覇
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〔昭和6年〕初出場の中京商が栄光の夏3連覇へ発進
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〔昭和7年〕1試合平均16奪三振の世紀の豪球投手・楠本
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〔昭和8年〕中京商不滅の夏3連覇と選抜32校のマンモス大会
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〔昭和8年〕中京商─明石中、延長25回「死闘」のあと
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〔昭和9年〕川上熊本本工を“阿修羅の男”藤村(呉港中)ねじ伏せる
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〔昭和10年〕出場辞退第1号ありグラウンドにファン乱入と波乱
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〔昭和11年〕愛知商11度目の甲子園でV飾り東海勢春4連覇
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〔昭和12年〕戦時色深まる中、選抜で浪華商が大阪に初の栄冠を
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〔昭和13年〕ノーヒット・ノーランを含む全試合完封の鉄腕野口
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〔昭和14年〕いまも語り草、怪腕嶋のパーフェクト・ピッチング
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〔昭和15年〕春は岐阜商の大島、夏は天草中の真田がヒーロー
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〔昭和16年〕戦局ますます深刻化により夏の大会寸前の中止
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〔昭和17年〕“歴史に埋没”している「もう一つの甲子園大会」
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〔昭和21年〕終戦から丸1年、青空に白球がもどってきた
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〔昭和21年〕平古場の左腕が浪速の街に明るい灯をともした
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〔昭和22年〕関門海峡を史上初めて深紅の大旗が渡った
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〔昭和23年〕学制改革で優勝、準優勝校は凱旋すると校名消滅
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〔昭和24年〕創部4年目の湘南ボーイがのびのび野球で大金星
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〔昭和25年〕初陣の韮山、粘りに粘って東日本勢初の選抜旗
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〔昭和26年〕平安高選手の闘魂を呼び起こした隻腕監督
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〔昭和27年〕背番号登場の夏のフィナーレは雨中の「阪神決戦」
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〔昭和28年〕無欲で戦い優勝旗を手にした“瀬戸内野球少年団”
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〔昭和29年〕「大胆不敵な小さなエース」が南アルプスの麓に春
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高校野球の父 佐伯達夫元日本高等学校野球連盟会長
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あの日あの頃
水原茂(高松商)
佐藤茂美(松本商)
香椎瑞穂(平安中)
山本泰蔵(和歌山中)
島津雅男(早稲田実)
杉浦清(中京商)
吉田正男(中京商)
藤村富美男(呉港中)
千葉茂(松山商)
大島信雄(岐阜商)
川上哲治(熊本工)
別当薫(甲陽中)
小川善治(千葉商)
真田重蔵(海草中)
沼沢康一郎(函館中)
二階堂正(仙台二中)
原勝彦(小倉高)
佐々木信也(湘南高)
大沢啓二(神奈川商工)
中西太(高松一)
本屋敷錦吾(芦屋高)
片岡安雄(浪華商)
森祇晶(岐阜高)
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〈表紙写真〉(中京商・吉田正男/野口明)