図書タイヘイヨウ センソウ000048920

太平洋戦争

サブタイトル1~10
知れば知るほど
編著者名
小林 弘忠 著者
出版者
実業之日本社
出版年月
2006年(平成18年)7月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
286p
ISBN
4408106720
NDC(分類)
210.75
請求記号
210.75/Ko12
保管場所
閉架一般
内容注記
太平洋戦争関連略年表:p272‐283 参考文献:p284‐286
和書
目次

癒えることのない遠い日
*
第1部戦争編
空前絶後の大戦はこうして始まった
悲劇への導火線となった二・二六事件
陸軍の内部抗争がもたらした“軍事クーデター”
政治介入を容易にした陸軍の野望
満州事変から日中戦争へとのめり込む
ドロ沼化した日中戦争から太平洋戦争へ
軍備の増強がもたらした軍需景気
日独伊三国と米英などとの決定的な対立
ついに第二次世界大戦が勃発
米英の包囲網構築で追い詰められた日本
序盤戦の大勝利から暗雲立ちこめる中盤戦
御前会議で決定された「自存自衛」のための戦争
連合艦隊に発令された一斉攻撃の秘密電文
真珠湾攻撃がもたらしたアメリカの宣戦布告
破竹の勢いで勝利を重ねた陸軍
マレー沖海戦でイギリス艦隊を壊滅させた海軍
東アジア全域を制圧した日本軍
連戦連勝するも転機を迎えた昭和一七年
連合艦隊の総力を傾けたミッドウェー海戦
作戦の趣旨が全軍に徹底しなかった悲劇
戦況の悪化につれて強化された戦意高揚政策
戦闘の要、ガダルカナル攻防戦で敗退
戦没者三五〇万人の総力戦に終止符
戦局の悪化に拍車をかけた山本五十六の戦死
アメリカ軍の猛攻に敗退を重ねる陸海軍
南洋諸島における日本軍の全滅地域が拡大
サイパン陥落で高まる本土空爆の危機
残り少なくなった日本本土の防衛線
土壇場に立たされた軍部の悲しき戦術
マリアナ諸島の陥落で国家非常事態体制へ
東京大空襲で帝都炎上、一面焼け野原と化す
硫黄島に続いて最後の砦の沖縄も占領される
欧州戦争終結後も本土決戦を貫く構えの日本
原爆投下とソ連参戦で無条件降伏に同意
無念と安堵の気持ちが交錯した終戦の日
降伏文章の調印でスタートした日本の戦後
終戦後すぐに始まった戦争犯罪人の裁判
*
第2部国民生活編
強いられた我慢と簡素な生活
強制的に押さえ込まれた生活レベル
国民の気持ちを一つにさせるための組織づくり
軍事優先のもとで切符制になった石油と石炭
吹き荒れた自粛と禁止旋風
国民徴用令で可能となった人の統制
軍需の恩恵にあずかった戦争成金たち
警視庁から発令された白米禁止令
国民に打撃を与えた金銭的な圧迫
庶民を苦しめた「ゼイタクは敵」の新生活運動
無理難題に耐え続けた銃後の人々
「産めよ増やせよ」の大号令が招いた悲劇
長期戦の戦闘要員として期待された「少国民」
指揮官不足を補うために召集された学生たち
強制的な労働を目的に結成された女子挺身隊
事実を伝えられなくなった報道機関
建物疎開に続いて行われた学童集団疎開
疎開先で無念の死をとげた児童たち
カロリー不足でどんどん低下した体力
混乱のどさくさにまぎれて犯罪が横行
戦後の大混乱期を生き抜いた日本人
終戦直後の風説と連合軍への配慮
著名人たちの日記が物語る大衆の本音
売る人買う人で熱気を帯びたヤミ市エレジー
飢えに苦しんだ人々と食べ物がらみの凶悪事件
物々交換で飢えをしのいだ「竹の子生活」
早期引き揚げを迫られた六六〇万もの在外邦人
終戦後も中国大陸に取り残された子どもたち
続発した占領軍兵士による事件と報道規制
国民に衝撃を与えた天皇の「人間宣言」
軍国主義の反動とGHQの民主化政策
明るさを取り戻した街の人々
戦争の傷跡が消えた「もはや“戦後”ではない」
*
Column
陸軍と海軍の確執
戦時の列車輸送100
レイテ沖海戦と連合艦隊の壊滅
天皇詔書録音盤奪取事件
GHQの日本改革
巣鴨プリズン
靖国問題
新体制運動と翼賛選挙
底をついたガソリンの代替物
学童疎開船「対馬丸」撃沈
*
付録 太平洋戦争関連略年表
*
参考文献