「たら」「れば」で読み直す日本近代史
はじめに
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第一章 日清戦争 北京を攻略していたら
日清戦争たらればチャート/なぜ朝鮮半島へ/ロシアならぬ清国と対立/日本の戦争目的/征清大作戦構想/列強監視下の戦争/直隷平野決戦の予想図/北京攻略の結果は
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第二章 日清戦争後 三国干渉を拒否していたら
講和をめぐる列強の動き/露独仏の三国干渉/干渉を拒否して戦っていたら/イギリス海軍の支援はえられたか/遼東還付の意義/イギリスの勧告案で講和していたら
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第三章 日露戦争 ハルビンまで攻撃していたら
日露戦争たらればチャート/満州から朝鮮に迫るロシアの脅威/日英同盟を盾として/開戦への決断/日本の戦争目的/対露作戦計画/まず遼陽をめざして/戦いの決は奉天で/日本海海戦には大勝したが/奉天開戦後の選択/ハルビンを占領できたのか/最良の選択
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第四章 日露戦争後 日米共同の満鉄経営が実現していれば
満鉄経営権を獲得したが/鉄道王ハリマンの夢/ハリマン仮契約に成功/ハリマンの夢破れる/日米対立のはじまり/日米共同経営がもたらす効用/日米共同経営の未来図
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第五章 第一次世界大戦 日本軍欧州派遣へのラブコール
第一次世界大戦たらればチャート/第一次世界大戦の構図/疑惑のなかの日本の参戦/欧州の戦況/日本軍派遣への合唱/アメリカの参戦と日本の孤立/なぜに欧州に派兵するのか
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第六章 第一次世界大戦 欧州戦場に本格参戦していれば
いずれの戦線に出兵すべきか/欧州派兵は可能か/参戦した場合の様相/陸軍参戦の効果/第一次世界大戦後の世界/異なる第二次世界大戦の構図――日米英仏VS.独伊ソ/異なる第二次世界大戦の構図――日米英仏+ソVS.独伊/大戦後の現実
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第七章 満州事変 塘沽停戦協定を厳守していれば
満州事変・日中戦争たらればチャート/日本の特殊権益とは/剛を柔の対中国政策/鷹懲一撃論と現地解決方式/石原莞爾の戦争構想/同じ穴の狢/消極的な列強と関東軍の暴走/みずから招く四面楚歌/
国際連盟の枠内で解決するチャンス/日米全面衝突の境界点/「たられば」が成立しない構造
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第八章 日中戦争 「たられば」もない構図
日中衝突への途――華北分離工作/国防国策大綱と中国との避戦/事件から戦争へ/蒋介石の抗日戦略/戦略のない一撃論/泥沼の全面戦争へ/全面戦争回避のチャンス/ドイツの和平仲介――トラウトマン工作/「たられば」もない構造
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第九章 太平洋戦争前 三国同盟を破棄していたら
太平洋戦争たらればチャート/国際情勢の転機に備える/白紙に戻された中国本土撤兵/不信の日独伊三国同盟/ドイツ勝利の幻想/苦肉の策――日ソ中立条約/三国同盟廃棄の効用
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第一〇章 太平洋戦争前 初期の日米交渉で妥協していたら
アメリカの対日戦略/一度はまとめられた日米了解案/松岡の独善的な交渉/交渉継続か開戦か/勝算も成算もない戦争/ハル・ノートは最後通牒か/日米戦争回避の限界点/初期の日米交渉で妥協した場合のその後
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第一一章 太平洋戦争 真珠湾を攻撃していなかったら
オレンジとレインボー――対日戦争計画/作戦計画しかない日本の戦争/政略的着眼を欠く真珠湾攻撃/海軍の持久戦思想――井上成美の新軍備計画論/遅すぎた絶対国防圏/真珠湾を攻撃せず絶対国防圏を固守していたら
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おわりに
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参考史料
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主要参考文献
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索引
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各章扉写真説明
仁川に上陸する日本軍
下関会議における両国全権
奉天会戦後のロシア軍輸送隊
ポーツマス会議における両国全権
ヴェルダンの攻防戦で突撃にうつる寸前のドイツ兵
ワシントン会議の条約に基づいて沈められた津軽
上海事変における市街戦
第一次近衛内閣
三国同盟締結を記念する祝賀 右から二人目にリッベントロップ、三人目に松岡外相、八人目に東条首相。
一九四一年一二月八日、会談後の来栖三郎特命全権大使(右)、ハル米国務長官(中央)、野村吉三郎駐アメリカ大使(左)。
真珠湾奇襲攻撃で燃える戦艦ウエスト・バージニアとテネシー
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索引