大政翼賛会に抗した40人
はじめに
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同交会所属代議士一覧
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序章 同交会の活動と思想
同交会の結成まで
翼賛選挙から同交会解散まで
同交会の思想
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第1章 「大正デモクラシー」の時代
憲政の神様/尾崎行雄
四つの顔をもつ男/田川大吉郎
国民主権の先駆者/植原悦二郎
「ダラ幹」呼ばわりされる組合指導者/鈴木文治、岡崎憲
院外団の暴れん坊/大野伴睦
治安維持法制定に反対/星島二郎
「世耕宗」の選挙/世耕弘一
婦人参政権を推進/板東幸太郎
実業家から代議士へ/岡崎久次郎、本田彌市郎、福田関次郎
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第2章 軍部の政治的台頭
二・二六事件と北兄弟/北●吉(きたれいきち)
軍人出身でも反軍国主義/宮脇長吉、原口初太郎
帝人事件を糾す/名川侃市
裏目に出た鬼検事の正義感/一松定吉
初の演説で危険人物に/芦田均
政党凋落期の政友会幹事長/安藤正純
国家社会主義への抵抗/片山哲
同交会には珍しい官僚出身/若宮貞夫
「お坊ちゃん」政治家の反骨/鳩山一郎
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第3章 翼賛体制への抵抗
尾崎行雄不敬事件/尾崎行雄
戦時下平和主義者の活動と受難/田川大吉郎
親子二代の反骨精神/石坂豊一
文人政治家の心意気/川崎克(上)
激しい大政翼賛会批判/川崎克(下)
長野県人がみせた反骨/百瀬渡、丸山辨三郎
息子に宛てた翼賛会批判の手紙/大石倫治
雄弁で知られる「ねずみの殿様」/斎藤隆夫
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第4章 占領政治の諸相
公職追放になった理由/北●吉(きたれいきち)
憲法改正案に副署しながらも抵抗/植原悦二郎
片山内閣は失敗か/片山哲
芦田内閣と昭電疑獄/芦田均(上)
新憲法と再軍備論/芦田均(下)
最後の党人派/星島二郎
隠退蔵物資摘発事件/世耕弘一
戦後の滋賀県政を二分/服部岩吉、森幸太郎
北海道出身の代議士たち/板谷順助、松尾孝之
海軍政務次官が祟る/牧山耕蔵、田中亮一
大衆政治家の選挙地盤/木檜三四郎、工藤鉄男
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第5章 鳩山内閣と保守合同
鳩山一郎との友情/安藤正純
浪花節的人生/大野伴睦(上)
保守合同を実現/大野伴睦(下)
吉田茂の又従弟で「偉大なる凡人」/林譲治(上)
鳩山と吉田の間での苦悩/林譲治(下)
鳩山一郎の忠実な同志/松木弘
悲劇の政治家/鳩山一郎(上)
鳩山内閣と日ソ国交回復/鳩山一郎(下)
豪腕の大衆政治家/河野一郎
「策士」と呼ばれた男/三木武吉(上)
保守合同の立役者/三木武吉(下)
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終章 昭和二十六年の再会
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主な文献・資料
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あとがき
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関連年表
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本文に関連した主な政党系統図
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人名索引
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図版作成(飯塚治)
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索引あり