図書目録マボロシ ノ トウキョウ アカレンガエキ資料番号:000048904

幻の東京赤煉瓦駅

サブタイトル
新橋・東京・万世橋 平凡社新書;337
編著者名
中西 隆紀 著者
出版者
平凡社
出版年月
2006年(平成18年)8月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
204p
ISBN
4582853374
NDC(分類)
686
請求記号
686/N38
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
参考文献:p202‐204
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

第一章 新橋、馬車鉄道から始まる
赤煉瓦のアーチ/明治東京の顔・新橋/発案は銀行支配人/新橋駅の半分は馬車/馬と酪農王国「東京」/樋口一葉、鉄道馬車に乗る/最初の万世橋駅は馬車鉄道/超過密、一分間に一台発車
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第二章 東京最長の遺産
最も後発だった東京駅/二つの主要駅/煉瓦を「双輪」で巡る/ウナギの寝床の居候人/原口要という男/二人のドイツ人/ルムシュッテルと仙石、空白地帯を行く/鉄骨と煉瓦造り/計画発表から一六年/松杭、一万九一四〇本/
赤煉瓦アーチ群の登場/ピボット支承/半円を描く赤煉瓦高架アーチ/最も古い煉瓦アーチはどこか/ホンダ、若き日のガード下/甲武鉄道、最後の姿/失われた日本初の高架線
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第三章 駅を回転させた泉鏡花
赤い帯が現れた/『折鶴お千』/「大なる船」の眩暈感覚/本当に回転していた万世橋駅/秋葉原は秋葉港/拠点駅の確保/「閉じた江戸」から「開いた東京」へ/明神裏に残っていた眼鏡橋
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第四章 踏切なき水辺(万世橋-新宿)
志賀直哉の「山手線事件」/天然地形利用の立体交差/「見附駅」という発想/踏切のない鉄道/都心を串刺しにする/甲武鉄道市街線/終着予定地は水道橋/相手は陸軍/中央線直行計画/市街線最初の客は軍隊/
甲武と大本営の関係/東京砲兵工廠の煙/終点駅御茶ノ水を描く/軍刀からラッパまで/兜のレリーフ/皇居一周ミニ循環鉄道/二つの循環線計画/本邦初の電車運転
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第五章 神田、幻の駅
老舗の街・須田町/甲武鉄道最後の砦/楼上レストラン付き赤煉瓦駅/万世橋駅設計者の謎/赤煉瓦三駅構想
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第六章 芥川『餓鬼窟日録』と「みかど」
潤一郎の赤いタイ/無類上等のカフェ/『餓鬼窟日録』と万世橋駅/最長の「赤煉瓦不動明王」/「の」の字運転/特別急行と「みかど」/「みかど」と「東洋軒」/宮城道雄と蒸気機関車の唸り/東海道線全通と自由亭ホテル/
波打つスープと日本初の寝台車/岩野泡鳴と十日会/長谷川潔と日本初の版画倶楽部展
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第七章 広瀬・杉野「軍神」像の謎
豪雨の中の軍神像/「軍神」三つの謎/日本橋の上のドラゴン/銅像戦犯/銅像戦犯第一号/GHQの来訪
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エピローグ ホームだけが残った
関東大震災と神田の染物屋/内田百間と須田町の狼/万世橋駅の衰退/鉄道博物館開館/贅沢は敵か、素敵か/赤煉瓦アーチと爆弾/アンリ・ファルマン双葉機は見た/トンネルの上はホーム/万世橋発、小金井行き
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あとがき
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参考文献

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