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鞍馬天狗とは何者か

サブタイトル1~10
大佛次郎の戦中と戦後
編著者名
小川 和也 著者
出版者
藤原書店
出版年月
2006年(平成18年)7月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
246p
ISBN
4894345269
NDC(分類)
910
請求記号
910/O74
保管場所
開架一般
内容注記
凡人会と加藤周一との共著『「戦争と知識人」を読む:戦後日本思想の原点』(青木書店,1999年刊)の続編 第1回「河上肇賞」奨励賞の受賞作品「鞍馬天狗と憲法:大佛次郎の『個』と『国民』」 の終章を書き換え、全体に加筆修正し、改題したもの 『鞍馬天狗』シリーズ作品一覧:p234‐235 戦時下における大佛次郎随筆作品一覧:p236‐240
和書
目次

はじめに
*
序章 大佛文学の世界
市民社会のヒーロー・鞍馬天狗
大佛文学の現在
鞍馬天狗のモデル
その精神的風土
大佛次郎のイメージ
*
第I章 大佛次郎の「空白」と「満州」
ひとつの謎
危険な「第一歩」
「満州」という旋回軸
吉野作造の影響とアジア主義
*
第II章 戦時下の大佛次郎
「大東亜」防衛と特攻隊
「国民」とともに
「勝てる筈の戦」観
大衆作家としての苦悩
友にするなら鞍馬天狗
二つの「国民」と大衆作家
「銀河が水煙の如く」
*
第III章 戦後の鞍馬天狗と東京裁判
『鞍馬天狗敗れず』
三二日間の攻防戦
「群動」する日本人
東京裁判と鞍馬天狗
神輿の話と歴史意識
「罪」の意識と歴史叙述
最後の日々
*
終章 鞍馬天狗の行方
鞍馬天狗は「夜」動く
パリ・コミューンに鞍馬天狗現る
鞍馬天狗を斬る
鞍馬天狗の時代
*
附表1 戦時下における大佛次郎随筆作品一覧(一九三一~四五年)
*
附表2 『鞍馬天狗』シリーズ作品一覧(一九二四~六五年)
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あとがき