従軍看護婦たちの大東亜戦争
〈巻頭言〉戦場の赤十字看護婦たち(日本赤十字社社長・近衛忠●(このえただてる))
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1 勃発――それは中国大陸で始まった
■支那事変――大東亜戦争の発端/昭和十二年
上海航路の病院船(佐賀リュウ)
徐州(じよしゆう)戦線を進む(小林清子)
■ノモンハン事件――後に生かされなかった戦訓/昭和十四年
北満の傷病兵たち――ノモンハン事件(立松●子(たちまつえいこ))
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2 宣戦布告――大東亜戦争への突入
■真珠湾攻撃――進撃する日本軍/昭和十六年
日本占領下の地にて(坂井チヨ子)
■ミッドウェー海戦――戦局の転換点/昭和十七年
よろこびの船(抄)――病院船従軍記(岡田禎子(ていこ))
「ぶえのすあいれす丸」の沈没(原田初枝)
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3 転進――死屍累々(ししるいるい)の中での敗走
■満州戦線――主力部隊を欠いた後の戦い/昭和十八年
一年での内地送還(平山美喜栄)
一報、二報、三報――蘇州(そしゆう)にて(三浦賢子)
■サイパン島陥落・インパール作戦中止――形勢不利となる日本軍/昭和十九年七月
灯火管制下のサイゴン(沖村信子)
自決準備をした行軍――ビルマ戦線(坂本佳代)
日本占領下の地にて(続)(坂井チヨ子)
■レイテ沖海戦――神風特攻隊の出撃/昭和十九年十月
ミンダナオ島に散った同僚たちへ(小田美代子)
敗退の道のり――ルソン島にて(金沢知子)
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4 焦土――焼き尽くされる祖国
■東京大空襲――国民生活の崩壊/昭和二十年三月
東京大空襲下の東大病院(関根貞子)
■沖縄戦――一般市民を巻き込んでの地上戦/昭和二十年四月
沖縄ひめゆり部隊の軌跡(金城和彦)
■広島・長崎原爆投下――壊された二つの都市/昭和二十年八月
閃光(せんこう)の中に逝った友――八月六日の広島(五條美恵子)
長崎が地獄になった日(古野ヒサ子)
残されたものとして(高原二三)
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5 玉音――私たちはそれをどこで聞いたか
■終戦の詔――信じがたい敗戦の事実/昭和二十年八月
混乱下の復員(青山幸)
日本占領下の地にて(続々)(坂井チヨ子)
一報、二報、三報――蘇州にて(続)(三浦賢子)
自決準備をした行軍――ビルマ戦線(続)(坂本佳代)
敗退の道のり――ルソン島にて(続)(金沢知子)
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6 抑留――終わらない戦争
■ソ連の対日宣戦布告――交わされていた密約/昭和二十年八月
樺太を追われて(深瀬ツルエ)
■関東軍の終焉――シベリア抑留という新しい苦難の始まり/昭和二十年九月
満州に残された人々(伊勢タネ)
敗戦国民の孤独(天野タカ)
ダモイは遠く――シベリア抑留(日赤第四六七救護班有志)
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編者あとがき