図書ショウワ ノ マチ ノ モノガタリ000048868

昭和のまちの物語

サブタイトル1~10
伊藤滋の追憶の「山の手」
編著者名
伊藤 滋 著者
出版者
ぎょうせい
出版年月
2006年(平成18年)7月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
244p
ISBN
4324080054
NDC(分類)
289
請求記号
289/I89
保管場所
開架一般
内容注記
和書
目次

第1章 最初の情景……中野区西町・千代田町[昭和六年─昭和十一年]
東京府豊玉郡中野町西町
開成道路の工事
幻の東京オリンピックと井の頭線沿線
井の頭線の立体計画とスクラップ資料
父のルーツ
千代田町の家
中野区の社会階層
本屋さんへの遠征
鍋屋横丁の賑わい
朝子ちゃんと森田さん
父の仲間たち
半年間の北海道生活
はじめてのソリ
火の見櫓の鐘の音
二・二六事件の日の帰京
*
第2章 子供と界隈……杉並区和田本町[昭和十一年─昭和十六年]……①
和田本町の家
周辺の土地柄
祈祷師とフォード
大宮八幡の参道
和田本町の交通ネットワーク
畑づくりと子供たちのコミュニティ
ガキ大将を中心に
ままごとと紙芝居
新開地の文化生活
昭和十二年の食卓
アイスキャンディーと本
遠足と牛乳の味
アデノイド
寄留入学
地域社会のアウトサイダー
はじめての魚屋
*
第3章 少年と街並み……杉並区和田本町[昭和十一年─昭和十六年]……②
ぼくの行動半径
モモコちゃんと父親の交遊
地図と建物
突然できた住宅地
母の病気
元気な母
ふたたび北海道へ
母の実家での夏休み
夜店の記憶
女子学生
谷津遊園への遠足
小学校の弁当
大人の世界を垣間見る
転校生
もう一人の同級生
築地小劇場「青い鳥」
チャップリンの「モダン・タイムス」
母の家出
木炭車と銭湯
*
第4章 戦争と学校……和田本町・千歳烏山・北海道[昭和十六年─昭和二十年]
編入学した三人の友だち
戦争の自覚
戦争よりも受験
肺結核の恐怖
本格的な受験勉強のスタート
戦時体制の学校と家庭
文士のイメージ
千歳烏山に家を買う
農民的人生のはじまり
洋館への憧れ
電車通学
バターで入試突破
二番手の人生
成蹊中学と空襲警報
当時のいじめ事情
東京大空襲の記憶
北海道への避難と長男の役割
戦争末期に東京多摩の山林を買った父
父が土地にこだわり続けた理由
伊藤整と戦争
*
第5章 山林と都市……北海道・豊田・久我山[昭和二十年─昭和二十八年]
敗戦を知る
焼け跡の東京に帰る
多摩平の山林に家を建てる
水道なし・電気なし・台所なしの建坪十二坪
自給自足の食糧事情
成蹊の個性派学生
地理の面白さに目覚める
自然地理への関心
東京大学理科類を目指す
演習林での学生生活
五月祭での映画会
木に教えられた人生の真理
洞爺丸台風と風倒木
加藤誠平先生との出会い
素晴らしき地図体験
地図好きの仲間たち
地図から喚起されるイマジネーション
山林に神宿る
*
第6章 父親の場所……久我山[昭和二十八年─]
チャタレー裁判
伊藤整ブームと我が家の土地ブーム
弟の病気と別荘
久我山の住宅設計
久我山の北と南
井の頭沿線のイメージ
いま久我山の家で
*
あとがき