図書センソウ デ シヌ ト イウ コト000048862

戦争で死ぬ、ということ

サブタイトル1~10
岩波新書;新赤版1026
編著者名
島本 慈子 著者
出版者
岩波書店
出版年月
2006年(平成18年)7月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
x,226p
ISBN
4004310261
NDC(分類)
210.75
請求記号
210.75/Sh38
保管場所
閉架一般
内容注記
主な参考文献:p[203]‐226
和書
目次

はじめに──語りなおす戦争のエキス
*
第一章 大阪大空襲──戦争の実体からの出発
火の鳥のなぞ/戦争死亡傷害保険/首のない死体の氾濫/第二次大戦最後の大空襲/戦争で死ぬということ
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第二章 伏龍特攻隊──少年たちの消耗大作戦
幻の海底特攻隊/一億玉砕という嵐/これが戦争なのか?/特攻の現場で起きたこと/ひとりにはひとつの命
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第三章 戦時のメディア──憎しみの増幅マシーン
暗闇のジャーナリスト/恐怖の網が良心をからめとる/大東亜共栄のまぼろし/さげすめ! 憎め! 殺せ!/何が民族を覚醒さえたのか
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第四章 フィリピンの土──非情の記憶が伝えるもの
ある子どもたちの死/フィリピンにとっての占領/ゲリラはなぜ生まれるのか/原爆を待つ戦場の狂気/ジャングルに流れた江州音頭/死者たちの証言
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第五章 殺人テクノロジー──レースの果てとしてのヒロシマ
「八月六日以前」の原爆報道/果てしない殺人のレース/ウラン鉱の採掘を続けて/子どもが見た戦争の正体/予測できない被害/二つの顔を持つ原爆体験
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第六章 おんなと愛国──死のリアリズムが隠されるとき
乙女たちの祈り/女子特攻部隊を!/戦争のチアガール/「轟沈」のリアリズム/生命は誰のものか/よみがえる戦争応援団/軍国少女との訣別
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第七章 戦争と労働──生きる権利の見えない衝突
「原子爆弾」と労働者/「毒ガス戦」と労働者/秘密と分断の体制/戦争へと駆け込んだ社会/深刻な被害、そして加害/兵器工場と哺乳場
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第八章 九月のいのち──同時多発テロ、悲しみから明日へ
テロが日常に飛び込んだ/「カミカゼ」という衝撃/日本という事業子会社/深まる悲しみとイラク戦争/悲しみの連鎖を止める/日本という国の色
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あとがき──九条問題の基礎知識
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補章 主な参考文献