陸軍特攻の記録

プロローグ　陸軍特攻の真実
*
第一章　大空への旅立ち
波瀾の幕開け
戦闘機乗りへの第一歩
明野上空の大混乱
射弾命中の特効薬
*
第二章　陸軍航空の若鷲たち
きびしい訓練の中で
人命救助異聞
軍国の母の願い
九七戦墜落のナゾ
操縦の魔力に負けて
中隊長からの叱責
方向舵が吹っ飛んだ!
九死に一生の体験
機上で書いた遺書
碧空に散った同期生
*
第三章　青春を翼に託して
蘭守曹長の哀話
井上少尉の闘魂
コロンブスの卵
新鋭機「飛燕」への期待
虎穴に入らずんば
決断のときはせまる
空中分解の恐怖
大激論のすえに
湧いてきた自信
地獄のシルエット
*
第四章　わが運命の分岐点
ジプシーの旅
焦燥の日々をかさねて
戦隊長不在の戦場で
全滅から得た教訓
「隼」が欲しい!
零戦パイロットの死
*
第五章　生と死のはざまで
海上ルートを死守せよ
死線を越えた勇士
怒りを押さえて
愛機隼対P38十二機
グラマン二機を屠る
帰ってきた英霊
弾丸が出ない!
五分おくれの大惨劇
生還を期してこそ
ツキ男有川中尉の悪運
特攻出撃の渦中で
死神に見はなされた男
特攻「菊水隊」の惨劇
軍司令官への直訴
*
第六章　隼は行く雲の果て
あいつぐ不祥事
戦い方への疑問
困惑と懊悩と
眠れぬ一夜
「疾風」を盗みとれ
沖縄特攻はじまる
血塗られた海に
護国の鬼とならん
格闘戦の果てに
わが生命燃えつきても
散りつく若桜たち
雲の墓標
悲壮、義烈空挺隊
紅顔可憐な花なれど
わが戦隊最後の特攻機
新たなる任務
特攻作戦は終わった
*
写真提供（雑誌「丸」編集部）
*
図版作成（佐藤輝宜）