きもの
序(鏑木清方)
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序(木村莊八)
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自序
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序章
キモノのはじまり
氣候變化の調節
美しいものと贅澤との相違
身分に應じた均整をとること
きもの古來の美しさ
簡單服
元祿袖
帶の改良
きものを洋服にあらためれば
流行に就いて
七七禁令と舞臺衣裳
スフに就いて
若い婦人の美
お金もかけず智慧でキモノを生かす
各々の好み
故源之助と引かけ帶
美しさの創造
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きもの
日本古來の美しさ
着物の好み
着物の選び方
美は調和から
明治一代女の實例
めずらしい着物
光淋筆のきもの
麥僊氏筆春秋のきもの
清方氏揮毫の婚禮着
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羽織・紐
羽織の起源
合羽
羽織の變遷と種類
羽織げいしや
羽織の變遷
仲間破れの單羽織
大小羽織が騒動の種
上田縞の羽織
それぞれの仕出し羽織
即座に出來る急ぎの羽織
貧乏な醫者の羽織
綿屋九助の片身分け
飛騨縞の羽織
單物袷羽織
紬縞の綿入羽織
小倉羽織と横濱羽織
羽織の拜領
金襴の襟羽織
赤裏の羽織
毛羽織の制禁
天和頃花見に羽折の幕
元祿の縮緬羽織
黒縮緬の羽織
御小人の黒絹羽織
純子襴の羽織
銀座者の羽織
羽織の丈
羽織に崩し紋
蝙蝠羽織
文化文政頃の長短
小紋羽織の流行
革羽織の始
天保以來の羽織
男の日傘、女の羽織
禁制の紋
羽織は一村に一枚
維新頃の流行羽織
西鶴の筆に上つた羽織
浪人の一重羽織
丸に水車の紋所
羽織紐の考察
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袴
袴の種類
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帶・帶締
帶の起源
帶の地質
帶及び結び方の變遷
帶の種類
舞臺色とりどり
モスリン帶の失敗
祇園のだらり
祇園廓沿革の一部
大阪の舞妓結び
新潟の矢の字
帶の生活化
拵へ帶に就いて
シルビヤシドニーのお蝶さんに使用
帶締に就いて
内記打と朝鮮打
日清から日露まで
帶留の話
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襟
襟の再認識
半襟の歴史
舞臺常用の襟
襟元の美
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長襦袢
長襦袢のはじめ
半襦袢の延長
男物長襦袢
總柄ものから繪羽模様へ
繪羽模様の特色
長襦袢の舞妓
長襦袢の着かた
裾を敷いた時の出しかた
緋の襦袢の神秘
「不如歸」浪子の襦袢
繪羽長襦袢の失敗
長襦袢の魅力
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浴衣
浴衣
舞臺で使ふ浴衣のいろいろ
配りゆかた
ちりめん浴衣
「瀧の白糸」のちりめん浴衣
芳年筆花井お梅のゆかた
彌太五郎源七のゆかた
殘菊と晴小袖
年増げいしやと小原染
「螢」に使用の越後縮
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其の他
縮布の話
織元を訪ねて
くず糸談議
新體制に沿ふ衣裳に就いて
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序章 樂屋に於ける著者
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きもの 「春琴抄」のお琴
山川秀峰氏筆「不如歸」浪子衣裳
「不如歸」の浪子
芹澤氏考案「歌吉行燈」衣裳
大原孫三郎氏考案「二筋道」桂子
衣裳土田麥僊筆氏きもの
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羽織・紐 「二筋道」の桂子
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袴 「瀧の白糸」の白糸
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帶・帶締 「二筋道」の桂子
伊東深水氏筆帶
山川秀峰師筆帯
小村雪岱氏筆帶
京都のだらり
大阪のたてこ
新潟のかづき
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襟 「日本橋」のお千世
明治中期の襟
明治後期と大正初期の襟
舞臺のかへし襟
京風のかへし襟
大阪あしべ踊のかへし襟
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長襦袢 「日本橋」のお千世
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浴衣 「殘菊物語」の菊之助
「晴小袖」の三次郎
「瀧の白糸」の白糸
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その他 「蔦」の河原いと子
「兵站宿舎」の志保野夏子
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裝幀・構成(花柳章太郎)
箱張(鏑木清方先生筆「瀧の白糸」衣裳デザイン)
表紙(苅谷鷺行先生筆「白鷺」衣裳デザイン/限定版表紙「殘菊物語」衣裳使用)
見返し(鏑木清方先生筆「瀧の白糸」衣裳デザイン)
扉(小村雪岱先生筆「稽古扇」衣裳デザイン)
三色版(伊東深水先生筆「日本橋」衣裳デザイン)
題字(川口松太郎先生)