操人形の顔
序文
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第一篇 亡びゆく人形芝居
代表的な人形芝居──人形芝居の源流──「傀儡子」と「夷舞はし」──地方に分布する人形芝居──佐渡の人形芝居──「のろま人形」──「金平人形」──「文彌人形」──佐渡の人形座──荒川と多摩川流域の人形芝居──秩父の「手人形」(指人形)──
「帛紗人形」──「水押人形」──秩父の人形座──「豆人形」──八王子の「車人形」──多摩の人形座──「絲操」の人形芝居(南京操)──淡路の人形芝居──「夷舁ぎ」──「三番叟祝ひ」──淡路の人形座──阿波の人形芝居──「箱廻し」──
「山猫」──「首掛芝居」──「三番叟廻し」──「恵比寿大黒廻し」──阿波の人形座──伊豫の人形座──西の宮の人形芝居──道の神百太夫──「夷舞はし」の意義──淡路の「傀儡子」──百太夫傳説と道薫坊説話──西の宮の「傀儡子」──西の宮の人形座──
尾濃の人形芝居──尾濃の人形座──天龍川流域の人形芝居──三河の人形座──信濃の人形座──其他地方の人形芝居──敗殘の人形芝居群──土俗的なものと藝術的なもの──説經節系統と義太夫節系統と文彌節系統──「三人遣ひ」の人形──
「一人遣ひ」と「二人遣ひ」の人形──「突込み人形」──「片手人形」──「詰の人形」──「カラクリ」──「デクノボー」──「手人形」の遣ひ方──「帛紗人形」の遣ひ方──「水押人形」の遣ひ方──「車人形」の遣ひ方──「豆人形」の遣ひ方──
「三番叟」の遣ひ方──「神舞三番叟」──「竹生島辯天由來」──「式三番叟」──「祝儀の段」──古風な戯曲──獨自な演出──「手人形」の廻り舞臺──「おしら遊び」──地方の人形芝居に殘る舊慣──宗教的意義──土俗的遺産
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第二篇 操人形の顔
大阪系の頭
頭の分類──名稱の原據──頭の構成──頭の術語──頭のカラクリ──顔の色別と塗替へ──特種な頭──頭の作者
淡路・阿波系の頭
「デコ」──淡路頭の分類──頭の解説──人形遣は役者──偉大な頭──阿波の頭──淡路阿波の頭の作者──伊豫の頭の作者
佐渡系の頭
頭の特質──金平の頭──のろまの頭──のろまの役割
大阪系の頭
文七(口開きの文七)吉田兵吉舊藏
文七 (作・人形富) 吉田兵吉舊藏
老女方 二世吉田玉造舊藏
源太(源太)吉田兵吉舊藏
源太(老けた源太)(作・六)愛知の山村より蒐集
檢非違使 愛知の山村より蒐集
鬼一 愛知の山村より蒐集
舅 (作・太ち)愛知の山村より蒐集
舅 (作・浪)吉田兵吉舊藏
舅(定之進) 吉田兵吉舊藏
笹屋 吉田兵吉舊藏
又平(口開き)
又平(口開き)
一人三番 吉田兵吉舊藏
與勘平 吉田兵吉舊藏
與勘平(作・由良龜)吉田兵吉舊藏
團七 吉田兵吉舊藏
若男
娘(作・天狗久)
娘(作・天狗辯)
陀羅助 吉田藤吉舊藏
孔明(動く孔明)吉田兵吉舊藏
正宗(白太夫)吉田兵吉舊藏
婆 吉田兵吉舊藏
金時
おふく(三人遣ひ)愛知の山村より蒐集
おふく 吉田兵吉舊藏
なしわり 吉田兵吉舊藏
竹田奴(大阪)吉田兵吉舊藏
竹田奴(大阪)吉田兵吉舊藏
竹田奴(大阪)吉田兵吉舊藏
詰 吉田兵吉舊藏
詰 吉田兵吉舊藏
竹田奴(地方)愛知の山村より蒐集
竹田奴(地方)愛知の山村より蒐集
竹田奴(地方)愛知の山村より蒐集
子役(作・大江順)吉田兵吉舊藏
子役 吉田兵吉舊藏
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淡路・阿波系の頭
三曲(作・天狗久)
後室
娘(作・天狗久)
二曲
平作(武氏)(作・天狗久)
辨慶(作・人形友)伊豫地方より蒐集
内匠(作・人形友)伊豫地方より蒐集
半ドウ(作・天狗久)伊豫地方より蒐集
般若(箸箱式がぶ)(作・天狗久)
隈取り頭
三番叟 片山源二郎舊藏
翁 片山源二郎舊藏
千歳 片山源二郎舊藏
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佐渡系の頭
金平(文彌)佐渡地方より蒐集
金平(文彌)佐渡地方より蒐集
金平(文彌)佐渡地方より蒐集
のろま 佐渡地方より蒐集
のろま 佐渡地方より蒐集
文七 武智光秀(繪本太功記)
老女方 政岡(伽羅先代萩)
笹屋 初菊(繪本太功記)
夷三郎(淡路の二人遣ひ)
三番叟(淡路の二人遣ひ)
翁(淡路の一人遣ひ)
千歳(淡路の一人遣ひ)
のろま (佐渡の一人遣ひ)