ざわわざわわの沖縄戦
- サブタイトル
- サトウキビ畑の慟哭
- 編著者名
- 田村 洋三 著者
- 出版者
- 光人社
- 出版年月
- 2006年(平成18年)5月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 252p(図版共)
- ISBN
- 476981299X
- NDC(分類)
- 219.9
- 請求記号
- 219.9/Ta82
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 参考文献:p250‐252
- 昭和館デジタルアーカイブ
序章──「さとうきび畑」の歌をめぐって
沖縄戦とサトウキビ
「夕焼け小焼け」で
「ざわわ」の誕生
遅かった沖縄の反応
生還者の苦渋
辛辣な批評
*
第一章──「こいつら人間じゃない」
廃墟のマブイタギ
断崖の洞穴
琉球の心
ヤマトの心
ひめゆり学徒隊
満っちゃん
「サトウキビが食べたい」
*
第二章──ウージの森散策
蜜が採れる葦
薩摩進攻と黒糖専売制
野国総官と儀間真常
明治維新は黒糖から
公僕が造った農業試験場
甘蔗の父・宮城鐡夫
命救った大茎種
*
第三章──農業試験長・北村秀一
最果てへの転勤
孟母の教え
画期的な土壌肥料試験
厳父であり慈父であり
場長拝命
戦時の命濃く
沖縄残留を決意
*
第四章──甘蔗の牧歌
コールー小
甘蔗時雨
サーター屋
*
第五章──いくさがやってきた
海から見た10・10空襲
遅すぎる公式記録
キビで飢えしのぐ
父子とも防衛召集
米軍襲来
逃避行はじまる
キビ殻の褥
*
第六章──北村場長の殉職
試験業務、ついに中止
お宮のガマ
最後の励まし
下宿に至近弾
父の最期を追跡
兵庫が生んだ二人の島守
*
第七章──鉄の雨にうたれ
本土決戦の“捨て石”
思いがけない島尻戦
極限の心理
サトウキビ畑の惨劇
ナチンナカラン
*
第八章──あくなき戦場商売
イモを売りつける
「火返しの獅子」虚しく
壕の入手も金次第
“二〇〇円壕”威力を発揮
棄てられる恐怖
ある母の苦闘
*
第九章──キビこそ我が命
戦場のキビ出し虚し
キビと腐った水で二週間
キビ畑を焼き打ち
キビとチーファーファー
非業の死相次ぐ
皮も節も食べた
甘味への憧れ
*
第十章──鉄血勤皇隊員・宮城辰夫の死
五三年間の墓参
鉄血勤皇隊沖縄一中隊
キビ畑にお礼の銅貨
辰夫、死地行きを志願
摩文仁での再会
断腸の別れ
断末魔の魔文仁
*
終章──この悲しみは消えない
死の淵を覗く
JAP HUNTING LICENCE
グーサンウージ
*
あとがき
*
参考文献
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