図書目録フリョ ロクジュウネン ノ ツイオク資料番号:000048644

俘虜六〇年の追憶

サブタイトル
編著者名
市村 彦二 著者
出版者
新生出版
出版年月
2006年(平成18年)4月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
270p 図版2枚
ISBN
4861281474
NDC(分類)
916
請求記号
916/I15
保管場所
閉架一般
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

六十年前の記憶をたどって──まえがきに代えて──
*
第一章 終戦二日前に召集令状
終戦前日入隊・翌日終戦・翌日捕虜
新兵は全員自爆要員
敗戦の玉音放送を聞く
深夜に古年兵が集団脱走
ソ連軍により武装解除
肝試し! 満人を刺殺せよ
糧秣受領は略奪だった
満人の襲撃・若手将校が集団自決
小学校四年生の「君」問答
初年兵にやっと階級章
初年兵の命がナス五本に
*
第二章 シベリアの捕虜生活
ソ連の警備兵が強盗に早がわり
夢破れ酷寒のシベリアへ
バイカル湖畔の駅で全員下車
作業割で第五機械工場へ
ソ連の体制に疑問抱く
政権評価を笑ってごまかす
若者から消えた「神」の概念
殴ってはいけない人間の顔
捕虜が捕虜の弁当を盗む
やんちゃ坊主と肉親のような姉さん
算数に弱いロシア人
集団農場でじゃが芋収穫
捕虜が知恵を絞って労働サボ
パンとタバコの交換が流行
中隊長と性病談義
危険につき女子寮に近づくな
猫に笑われた栄養失調の捕虜たち
捕虜とシラミの生存競争
捕虜の演芸会と女形騒動
収容所の娯楽に囲碁が登場
早打ちのシベリア碁?
石炭おろしと採掘は重労働
捕虜とサウナ・ジュース
忘れえぬ収容所の出会い
慈父のような村岡班長
同郷の同級生と出会う
勝手に小便を飲んで殴る
幽霊を怖がったソ連の娘たち
刺青の数で前科何犯かわかる
*
第三章 命令 アクチブ研修所へ行け
面白いソ連の裁判制度
アクチブ(活動分子)
なぜ僕が? 思い当たること
共産党の亡命者が「檄」飛ばす
聞くだけで身の毛もよだつ特高の拷問
日本の敗戦・革命の好機到来
帰国の暁は共産党に入党せよ
教宣活動に利用された日本新聞
因果応報? 後悔先に立たず
*
第四章 帰国・帰国後の暮らし
夢に見た帰国列車に乗る
国境で引き裂かれた悲恋の親子
ナホトカで足止め食う
祖国日本に感激の第一歩
やっと母の従弟を探し当てる
白衣姿で仕事探し
三条件承諾してやっと就職内定
故郷に帰ってきたことを後悔
沖縄留学生に選抜される
激戦の爪あと生々しい沖縄に渡る
戦争は断片しか語れない
軍隊は、国民の生命、財産を守るか?
民間人は戦闘の邪魔になる
軍が見殺しにした開拓団
*
第五章 アジア各国の戦争遺跡の現状
風化させるな戦争の記憶
アジアに残る負の遺産
なぜ東南アジアに?
天皇・皇后両陛下 初の海外慰霊
*
第六章 戦後六十年目の日本
誰がソ連拘留を約束したか
スターリンの直接命令で抑留決定
アンガラ会の墓参団に参加
第一捕虜収容所跡地を訪れる
共産党崩壊後のソ連の庶民の暮らし
アンガラ会存続の危機に直面
総選挙で小泉自民党が圧勝
憲法改正で国民世論二分
共産党はなぜ国民の支持率が低いのか
中・韓両国、日本の歴史と靖国参拝を重視
シベリア出兵とノモハン事件
中国人はどう考えているか
そこでみんなで考えて見よう
日本はいつまで詫び続けるの?
戦争で銃後は焦土と化した
どうして内政干渉? 文化の否定?
日本軍戦死者の七〇%は餓死?
あとがき

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