図書キンダイ センソウ コッカ000048638

近代・戦争・国家

サブタイトル1~10
動員史観序説
編著者名
畠山 弘文 著者
出版者
文眞堂
出版年月
2006年(平成18年)4月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
ix,383p
ISBN
4830945419
NDC(分類)
361.04
請求記号
361.04/H41
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

動員史観への長い助走
本書の性格
もう一つの《感受性》としての動員史観
隠れたねらい──理論と生活の共振
批判的権力理論としての動員史観
社会理論としての動員史観──二つの特徴
本書の構成
*
第1部 動員史観へのご招待──近代、よい子、動員
動員史観への序奏
動員の産物としてのわれわれ?
一億総よい子社会
動員の歴史社会学(1)
動員の歴史社会学(2)
孤独でデリケートな美学的抵抗
「動員後」へのスルーパス──一九九七年ジョホールバルからの展望 (執筆・竹内瑞穂)
編者<畠山>から一言
序 書くにあたって
スポーツ社会学の起点とその広がり
動員史観で捉えるアジア最終予選
「動員後」にあるもの
「動員」解除への方向性
*
第2部 一九世紀型社会科学からネオ・マキアヴェリ主義的冒険へ
社会科学の古典モデル
一九世紀型社会科学
十九世紀型社会科学のバイアス──《社会中心的な一国史的アプローチ》
近代の新たな自己理解──二一世紀型社会科学へむけて
日本におけるネオ・マキアヴェリ主義的精神の躍動──動員史観前史の試み
《怪物としての国民》の自覚──(西川長夫)
ネオ・マキアヴェリ主義的精神の《心の旅路》──(山之内靖)
二一世紀型社会科学への遺言──(村上泰亮)
ネオ・マキアヴェリ主義的精神の横溢──多島海への船出
*
第3部 第三の社会理論の実践としての動員史観
動員史観の理論枠組
総力戦体制という出発点
動員史観の基本的な概念と枠組
社会理論としての国家論、バージョン1と2──動員史観の理論的基礎づけ
フル動員としての近代生活──動員の考古学へ
よい子という問題構成──動員の考古学
よい子の誕生と生態
組織による正常で過剰な動員──組織という絶望
動員史観の基本的性格──総括
基本的性格──動員史観の二つの顔
ネオ・マキアヴェリ主義社会理論──フェイズ1とフェイズ2
歴史社会学と動員史観
付論 見えざる手としての国家
はじめに
ネオ・マキアヴェリ主義的実践──多様で分散した試み
政治社会学としての経済学──一九世紀の遺産
国家中心的アプローチへの先駆的な動き
ドイツ・リアリズムという伝統──《ウェーバー=ヒンツェ的パースぺクティヴ》
《歴史の中の国家論》──歴史社会学からの展望
国家権力の二つの顔
ウェーバー社会学の主題による変奏(1)──宗教社会学の問題設定から
ウェーバー社会学の主題による変奏(2)──国家社会学の問題設定へ
《ヨーロッパ的例外》の歴史社会学
統合の中の多様性──《文化的統一性と政治的分断のユニークな統合》
経済発展における国家の性格──有機体国家の国内的条件
多極的国際システム──有機体国家の国際的条件
結論──ヨーロッパ的動態の例外性
近代世界と国家という問題設定──国家の政治理論から社理論へ
政治理論としての国家論、社会理論としての国家論
近代世界と国家
《リサーチプログラム》としてのネオ・マキアヴェリ主義
ネオ・マキアヴェリ主義社会理論の射程
社会理論としてのネオ・マキアヴェリ主義──鳥瞰的整理
無自覚な比較は無意味である──比較論の前提をめぐる疑問
社会科学においては歴史は異化の技法である──歴史と社会科学の対立の無効
おわりに
*
あとがき
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付録──動員史観用語