戦前・戦後の本当のことを教えていただけますか
- サブタイトル
- 編著者名
- 兼松 學 述/加賀谷 貢樹 記
- 出版者
- PHP研究所
- 出版年月
- 2006年(平成18年)6月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 213p
- ISBN
- 456964970X
- NDC(分類)
- 210.7
- 請求記号
- 210.7/Ka53
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
まえがき――兼松學さんが遺された言葉
*
第一章 戦前の暮らしの「本当」のこと――どんな教育が行われていて、どんな学生生活だったのか
旅順攻略戦で乃木大将の副官を務めた父
「大正スケート」と『少年倶楽部』
明治神宮創建の思い出
「飛び級」で旧制中学に入学
厳しかった受験戦争
勉強も、スポーツ、遊びも一所懸命
当時の中学生の夢
旧制高校入学が人生の分かれ目
戦前の学校教育制度はこのようなものだった
ゲーテを原書で学んだ高校時代
外国人教師と英語で論争
ロンドン軍縮会議――「国力に応じた軍備を持つべき」が当時の常識
昭和恐慌のある側面
東京帝大入学――美濃部教授と天皇機関説
東大のトイレの驚くべき宣伝ビラ
「左翼思想」に染まったインテリたち
「大トロ十五銭」の旧きよき時代
鉄道・飛行機の国際線も発達していた
ありし日の満州、中国への旅
戦前の日本は「躍進する国」だった
*
第二章 戦前の政治と軍隊を回想する
憧れの鉄道省に入省が決定
「背たけの順」で決まった赴任先
公費で飲み食いするようなことはしなかった
陸軍少尉となる
「縦割り社会」だった鉄道省
「慰安婦問題」の真実
二・二六事件で反乱軍と向き合う
「強い者には勝てない」という雰囲気
日中関係――中国本土へ拡がってしまった戦火
昭和天皇のご懸念――日独伊三国同盟
*
第三章 霞ヶ関から見た太平洋戦争
伝え聞いた「ハル・ノート」の情報
開戦の日
フィリピン人議員にビンタを食わせた日本兵
「大東亜会議」の舞台裏
東条内閣の「憲兵政治」の実態
ガダルカナル戦と本土空襲――敗戦への道すじ
戦争中の鉄道輸送
鉄道復員の資料をつくって怒られたこと、そして鉄道の被害
戦後に初めて知ったヤルタ会談の模様
金庫の奥深くにしまったポツダム宣言の原文
昭和二十年の霞ヶ関の雰囲気
「終戦」の内幕
*
第四章 戦後の日本はこうしてつくられた
「降伏ニ伴フ要準備事項」
進駐軍、ついに来(きた)る
アメリカ軍の情報量の多さに驚かされた
印象に残るアメリカ軍
占領政策――「日本国」の改造が始まる
日本を「アメリカ風」に変えるメモランダム
吹き荒れる検閲と「パージ」の嵐
「二・一スト」中止の背景
占領軍の「学力低下」政策
日本国憲法について思う
天皇がおられたからこそ
アメリカへ鉄道を視察に行く
占領時代の終焉
*
兼松さんが与えて下さる勇気(櫻井よしこ)
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