図書カタリツグ ショウワシ000048381

語りつぐ昭和史 4

サブタイトル1~10
激動の半世紀
編著者名
赤松 貞雄 [ほか]著/藤山 愛一郎 著者/伊藤 隆 著者/大井 篤 著者/上村 伸一 著者/青地 晨 著者/重藤 文夫 著者
出版者
朝日新聞社
出版年月
1976年(昭和51年)12月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
323p
ISBN
NDC(分類)
210.7
請求記号
210.7/Ka83/4
保管場所
閉架一般
内容注記
語りつぐ昭和史(第4巻)関係略年表:p319‐323
和書
目次

東条論(赤松貞雄)
はじめに 東条さんとの関係について 人物月旦 陸相時代 東条内閣の成立と開戦までの経緯 施策についての私見 挂冠の経緯と松前事件について 終戦後の東条さん おわりに
*
戦時下の財界の動き(藤山愛一郎)
昭和初期の不景気と戦争 準戦時経済体制への移行 圧迫された民間企業活動 企業の合併・合同 陸海軍の航空機の奪い合い 戦争と軍需産業とは付きもの 終戦直後の財界 日中関係の正常化を
*
新体制について(伊藤隆)
元老体制 昭和初期の困難と政党政治 大日本帝国憲法のかべ 「革新」派とは 一国一党の企画 党構想の挫折 現在とのつながり
*
連合艦隊の功罪(大井篤)
「米国を仮想敵国」の怪 昭和初期までの海軍の対米意識 むしろ米海軍が日本を敵視 「想定敵国」をいかに決めるか ロンドン条約の衝撃 リベラル派の後退 海軍に反米・侮米の風潮 ヒトラーと連合艦隊 親英伝統の日本海軍が反英に ついに三国同盟締結 米国のジレンマ
陸海軍中堅の強気 「連合艦隊さえなければ」の嘆き ハワイ奇襲は戦略的大錯誤 戦勝に酔った連合艦隊 航空搭乗員養成無視の放漫作戦 ミッドウェー海戦の惨敗 空母部隊の消滅 長期持久戦争と国力補給 対潜水艦戦法軽視の連合艦隊 海上護衛総司令部の創設
日本近代化と連合艦隊
*
終戦時の外交(上村伸一)
満州事変から日中事変へ=収拾を誤り拡大化 ヨーロッパ大戦の勃発 ドイツの運命を狂わしたソ連攻撃と日本の開戦 枢軸側の敗勢とイタリアの降伏 対日カイロ宣言 重光外相の終戦工作 ノルマンジー上陸作戦と太平洋戦線の崩壊 鈴木内閣の誕生と終戦への道程
ヤルタ会談と日ソ中立条約廃棄の予告 ソ連の対日参戦 ポツダム宣言の公表 葬られた開戦阻止運動 ヤルタ秘密文書と北方領土問題
*
言論弾圧(青地晨)
中央公論社入社と「生きている兵隊」事件 「生きている兵隊」は、なぜ削除されたか いくつかの思想弾圧事件 内閣情報局と軍人情報官 軍人情報官の腐敗 総合雑誌の思想的体質 京大事件をめぐって 天皇機関説問題と美濃部先生の印象 矢内原先生の印象
検閲の重いくびきの下で 横浜事件の発端 拷問の実情 共同謀議はなかった キングコブラのたとえ
*
原爆被災(重藤文夫)
原爆との因縁 八月六日 朝 被爆直後、救護活動 放射能障害 放射能の後障害 保障問題 原対協と原爆病院 ABCC(原爆傷害調査委員会) 原医研=四組織のからみ合い 未来へ=ヒロシマを訪れた人々 質疑応答
*
関係略年表
*
装幀(多田進)
*
図版(吉沢家久)