図書カタリツグ ショウワシ000048380

語りつぐ昭和史 3

サブタイトル1~10
激動の半世紀
編著者名
加瀬 俊一 [ほか]著/後藤 隆之助 著者/有末 精三 著者/賀屋 興宣 著者/勝間田 清一 著者/伊藤 隆 著者/細川 護貞 著者
出版者
朝日新聞社
出版年月
1976年(昭和51年)8月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
326p
ISBN
NDC(分類)
210.7
請求記号
210.7/Ka83/3
保管場所
閉架一般
内容注記
語りつぐ昭和史(第3巻)関係略年表:p322‐326
和書
目次

日米開戦前夜(加瀬俊一)
はじめに 三国同盟の成立 野村駐米大使の起用 日米交渉の発端 日ソ中立条約の成立 大連での松岡外相 松岡外相、日米了解案に反対 ハル長官の四原則 星と錨に分断された外務省 松岡外相の退陣 期待の日米首脳会談流れる ABCD包囲陣 来栖大使を特派
まず日本に攻撃させよ ハル・ノート 真珠湾奇襲 日米交渉を顧みて 
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三国同盟(有末精三)
防共協定の発端 日独両国ベルリンで調印 日中事変の勃発 イタリア、防共協定に加盟 ムソリーニの横顔 日伊同盟案の台頭 大島武官提案の三国同盟案 在欧大使の異動 同盟締結を急がないムソリーニ 白鳥大使の着任 内地転任の電命 ヒトラー誕生祝賀の大パレード
その夜のハプニング パリの在欧大使会議 三国同盟案ついに空中分解す おわりに
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戦時の財政(賀屋興宣)
戦費の総額 開戦と大敗北の諸原因 いわゆる健全財政について 二・二六事件とその以後 革新財政の失敗 国際収支破綻の危険 林内閣大蔵次官時代 財政経済三原則の立案=第一次近衛内閣に入閣 三原則の内容 三原則の相互関係 臨時資金調整法の制定
国民貯蓄の増強 支那事変拡大の原因 事変中の財政経済 金融証券政策 外債募集論=国際事情の無知 第一次近衛内閣の蔵相を辞任 日米開戦の原因 東条内閣入閣の事情 開戦前夜とその後のいきさつ 
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企画院事件をめぐって(勝間清一)
博多駅頭で逮捕される 警察犯処罰令から治安維持法容疑へ 一月に逮捕された同僚達 “一夜の宿”から“南京虫のいないところ”へ 「調査」したことが悪い=起訴理由 機構改革に反対したことも治安維持法の罪に 企画院事件の政治的背景 巣鴨の二年と予審裁判制度
上田巡査部長と神山茂夫君の友情 弁護してくれた先輩諸氏 ありがたかった井泉村農民の支援 企画院事件の教訓 質疑応答
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昭和研究会と近衛公の動き(後藤隆之助/聞き手・伊藤隆)
昭和六・七年ごろの国内事情 欧米各地を訪ねて 近衛公との出会い 昭和研究会の発足 研究活動の実態 日中事変解決への方向づけ 東亜共同体論と昭和塾の設立 近衛新体制の構想 第二次組閣と政党解消運動 同床異夢の新体制各派 近衛公の国民的人気
大政翼賛会の出現と挫折した新体制運動 軍部の策謀を封じる 日米了解案と松岡外相 第三次組閣と東条陸相 数奇な生涯 昭和研究会と昭和塾の解散
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元老・重臣の動き(細川護貞)
近衛さんと私 第一次近衛内閣 第二次近衛内閣 三国同盟についての考え方 日米交渉と松岡外務大臣 第三次近衛内閣の発足とその退陣 敗戦の予想と近衛公 高松宮殿下に情報をお伝えする 東条内閣打倒へ 敗戦 だれが終戦へのリーダーシップをとったか?
死への決断の時期は?
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関係略年表
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装幀(多田進)
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図版(吉沢家久)