東京裁判 下 弁論・判決篇
- サブタイトル
- 勝者が敗者を裁けるか
- 編著者名
- 朝日新聞東京裁判記者団 著者
- 出版者
- 講談社
- 出版年月
- 1983年(昭和58年)5月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 356p
- ISBN
- 4062003694
- NDC(分類)
- 329
- 請求記号
- 329/A82/2
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 年表および註の参考資料:p354
- 昭和館デジタルアーカイブ
装幀(粟津潔)
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写真 U.S.ARMY PHOTOGRAPH
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第十五章 個人反証・法廷の流れ
一篇の小説 溥儀は「幸福」だと語った 検察側虎の巻 被告席に流れるもの 天皇の戦争責任はない
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第十六章 荒木・土肥原・橋本・畑・平沼
蒼白い塑像 満州が王道楽土か 土肥原ついに立たず レディ・バード号砲撃は誤撃だった 大川とは料理屋で会った 「十月事件を起こしたのは私」 沈黙の軍人 閑院宮、畑に辞職を要求 飛行士の処刑と畑の立場 岡田啓介の重要証言 日本婦人の初登壇
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第十七章 広田・星野・板垣・賀屋
志半ばに政界を去った広田弘毅 山岡弁護人の全面的な広田擁護 広田外交と検察側の疑念 昔からのクセ 「満人」を愛する星野 板垣口供書 柳条溝事件 満洲独立 溥儀氏の政治的手腕 賀屋興宣被告
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第十八章 注目の木戸口供書
論議の的となった木戸証言 木戸口供書・戦局の悪化 鈴木貫太郎内閣の戦局収拾 国体護持をめぐって 終戦前夜
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第十九章 木村・小磯・松井・南・武藤・岡・大島・佐藤
「捕虜取り扱いは次官の管轄外」 ドイツのために働かず ビルマ方面軍の不法行為 すべての和平工作は実を結ばず 擬砲火返還される 繆斌工作 南京事件の責任者
武官の給与を削減 ガイ骨を秋白日にあるがまま 田中隆吉証言に挑戦 一本調子の武人 岡の口供書 心の痛手は隠しようもなく 大島口供書「ドイツの不信行為」 “黙れ”の佐藤、今や沈黙の人
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第二十章 重光・嶋田・白鳥・鈴木・東郷
平和主義者・重光葵 日本海軍の弁明 嶋田繁太郎の口供書「ハル・ノートは青天の霹靂だった」 「松岡とは親しくなかった」
白鳥口供書「日本の外交孤立をさけるため」 乱れる表情 開戦時の外相にして終戦時の外相 東郷口供書 鈴木内閣と終戦 東郷尋問録 キーナン検事の尋問
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第二十一章 緊迫 東条の告白
「誘発された戦争」 清瀬弁護人は熱っぽい口調で・冒頭陳述 「大賭博師」の告白 東条口供書の反響 東条の人物像
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第二十二章 白熱 東条尋問録
弁護側の東条尋問 キーナン首席検事の反対尋問「軍国主義を宣伝するのか」 正月の法廷 真珠湾と日本艦隊 ハルビンの特務機関 天皇の意思かいなか
「ハル・ノートに異議あり」 ウェップ裁判長の尋問・天皇に開戦を進言した三人男 二紙の東条評 東条の語る心境 個人反証最後の被告・梅津美治郎
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第二十三章 判決下る
日本歴史を書きかえる 節操の人の死 巣鴨の拘禁生活 刑罰の予報記事 十一月四日・判決の朗読開始 全員有罪の判定 断罪のとき 断罪表 ブレークニー最後の弁論書 少数意見朗読のための動議 朗読されなかった少数意見 海外の反響 国内の反響
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終章 判決のあと
ふたつのできごと 日本式の食事 死の十三階段 処刑の発表 花山博士の語る七戦犯の最期 平和の祈り 天皇の苦悩 A級戦犯十九名釈放 「いっぱいやりたい」 遺骨のゆくえ 断想
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関係資料I 東条口供書
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関係資料II 二十五被告に対する個人判決
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関係資料III ウェッブ裁判長の別個意見
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関係資料IV フランス代表ベルナール判事の反対意見書
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関係資料V オランダ代表ローリング判事の反対意見書
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関係資料VI インド代表パル判事の全面的反対意見
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各章後註
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