自叙傳 3
入牢後の秋
小菅刑務所に移さる
重罪監獄小菅刑務所
晝夜獨居房
監房内の樣子
妻との面會
活字解版作業
運動と入浴
單調な獨居房生活
人間的社交への渇望
眞知子の釋放と喜志子の上京
特赦の夢
昭和八年を送る
獄中で迎へた昭和九年の元旦
二つの退却線
紀元節の特赦
晝夜獨居房の拘禁解除と假釋放の夢
津田青楓氏との面會
假釋放の夢
翻譯作業
七年振りで佐野學君に會ふ
佐野學君の思ひ出(その一)
佐野學君の思ひ出(その二)
假釋放の希望から豫期へ
滿期服役の覺悟を決めた後の心境の變化
所長への逆襲
獄中で最大限の自由を享受した私
圖書室勤務
假釋放の噂
假釋放の噂を聞く
自敍傳執筆の許可
服役に對する妻の杞憂
天長節の假釋放の噂
破られた假釋放の夢
假釋放上申後の事情
原博士の助手となる
原博士の刑事人類學に關する統計的研究
假釋放で出て行く受刑者達
假釋放を焦る大貫大八
病舎生活
病舎に移る
準病舎生活
準病舎の人びと(その一)
準病舎の人びと(その二)
準病舎の人びと(その三)
眞知子の結婚
病舎を出る
半年振りで見る眞知子
眞知子の結婚
峠を下る
峠を越した刑期、伊藤證信氏との面會
嚴正獨居房の人びと
思想犯人の讀後感
『釋放後の生活方針』に對する意見
吉村檢事との問答(その一)
吉村檢事との問答(その二)
『一九三六年歳暮の歌』
出獄前後
藤井判事との面會と滿期服役の決意
日の目を見なかつた『獄中贅語』(その一)
日の目を見なかつた『獄中贅語』(その二)
出獄の用意成る
近づく出獄の日
最後の一日
我が家に歸る
學究生活の終焉
最初の一年間の獄中通信
嚴正獨居中の心身の辯證法的變化
昭和九年―冬から春へ
昭和九年―夏から秋へ
郷里のこと、幼時の思ひ出
母と娘への手紙
眞知子への手紙に現れた青年時代の思ひ出
あとがき(末川博)
写真あり