母よ、我、未だ健在なり
- サブタイトル
- 編著者名
- 菅野 五郎 著者
- 出版者
- 菅野五郎
- 出版年月
- 2003年(平成15年)6月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- x,132p
- ISBN
- NDC(分類)
- 916
- 請求記号
- 916/Ka57
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 著者の肖像あり 参考文献:p131
- 昭和館デジタルアーカイブ
筆者の思い出アルバム/序に寄せて(槇英敏)
第1章 生い立ち《5月生まれの五男》
■〝名なし〟で10日…叔母の思いつきで「五郎」と命名
■「中学の願書をとれ」父の言葉に天にも昇る思い
■水原から安達中学へ、金谷川駅まで5キロの道を往復
第2章 学徒勤労動員《郡山空襲》
■B29の編隊 白昼の爆撃、悲惨な空襲の実態目の当たり
■「生きて還って」名も知らぬお下げ髪の女性(ひと)から涙の手紙
第3章 入隊《工兵隊、羅南へ》
■母の視線を背につぶやいた「壮士一度(ひとたび)去って復還(またかえ)らず」
■工兵隊の補充要員、無防備の朝ソ国境へと向かう
■豆満江河畔の操舟訓練、目から火が出るしごき、リンチ
第4章 ソ連参戦《13人の特攻隊》
■隊列に爆撃機急降下、一瞬飛び散る戦友、無惨な屍(しかばね)
■13名で特攻隊編成、敵戦車よ来るな…満天の星に祈る
■夢うつつ…8月15日の朝、その日、戦車はこなかった…
第5章 終戦・捕虜《収容所生活》
■日本は負けた…分隊長涙の報告に隊員たちしばし呆然
■栄養失調と壊血病、発疹チフスで毎日三十数名が死亡
■脱走した仲間二人が逮捕され、全員の目の前で無惨に銃殺
第6章 飢餓と労働《北朝鮮を転々》
■クジ引きで順番きめ、磁気機雷恐怖の起爆装置外し
■清津で昼夜兼行の貨物船改装、興南の洞窟で火薬運び
第7章 シベリア抑留《我(われ)、未(いま)だ健在》
■必ず生きて帰るぞ! シベリアの夜空の星に涙の誓い
■飢えと寒さ、重労働…馬の死体で焼肉パーティー
第8章 復員・帰郷《虜囚3年の春》
■ソ連将校から夜半の審問…待ちに待った帰還者指名
■タラップの手摺をしっかり握り、地獄から這い上がった!
■「ただいま」戸口に立った私の姿に家族は一瞬凝結
■母の強い願いで教師の道へ、あれから早や五十数年…
あとがき
筆者(菅野五郎)略歴
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