戦争とふるさと
第一章 幼い目に映った風景
シャガの花(柳沼静子)
麦めしに薩摩芋を混ぜたむすび(堀田光美)
梅雨近い季節に(井須はるよ)
幼い目に残る戦争(稲葉希代)
リュックサックにバナナいっぱい!(北浦巌)
轟沈米 戦時中故郷で育った者の食に関する証言(大平勝朗)
ふるさと二つ(大西陽子)
桃と先生のお弁当(保坂節子)
なでしこ(久良満子)
蝉(堀部平史)
「ふるさと」は生きる支え(小西保明)
冬の港町の同窓会(池月旦)
戦火に追われて(志賀幸一)
新淀川(澤田操)
第二章 戦時下という日常
二つのふるさと(川井康之)
戦争への憤り(岸本康弘)
ふるさと捜し(町山充弘)
過去と出合う道(伊南純一)
善神山(戒能猛)
或る夏の一日(森下道夫)
故郷を奪う戦争だった(森樹一)
原風景をのがれて(中里寿郎)
B29と伊豆半島(黒岩保雄)
平和なふるさとの絵が書きたい(山田陽子)
一枚の写真(宇田一紘)
第三章 海の向こうで
誰が故郷を想わざる(長倉良美)
おまえには語りたくない(長尾博之)
笹数の石(今津陽子)
異国の丘の朽ち木の墓標(谷龍治)
シベリアの鴨(極楽とんぼ)
受け継ぐべきもの(目黒文子)
トタン屋根の廃屋の中で(阿武千代)
望郷の長い旅(石川瑞枝)
赤い星を見上げて(石田順子)
帰郷(笠井義仁)
戦争への怒りを忘れず(北井正毅)
思い出は財産(石黒栄子)
母と娘のふるさと 大連ものがたり(福岡治代)
遠い故郷(瀬戸口マサコ)
望郷-心のふるさと(Mary Tanabe)
第四章 父、母、息子、愛する人よ
拝啓、天国のお父さん(今道昌信)
母への賛歌(住谷志都子)
ホタル狩り(奥津三雄)
何のための戦争だったのだ。K子さんを返せ。バカヤロー(前田武)
提灯屋のばあさん(渡辺克己)
故郷(島本幸昭)
日向ぼっこ(須磨尚子)
幻想(石田美智子)
十歳の祈り(森本謙四郎)
超える旅(古川ミヨ)
一期一会を銘記した原爆(浦田千鶴子)
夏のかたみに(岩田アサコ)
ふるさと地球に愛と平和のバトンを(池田孝子)
第五章 空襲、終戦 そのとき、それから
鉄の鍋(山内民子)
終戦前夜ふるさと原風景(川原良昌)
昭和二十年三月十日の東京大空襲 十六歳の青春(川瀬玄忠)
消えたふるさと(若尾あい子)
函館空爆(光城健悦)
欲シガリマセン“カス”マデハ(高島秀也)
終戦「そのとき」(山本鍛)
コスモスと彼岸花(溝上志津子)
進駐軍の思い出(北阪英一)
キリン先生(藤谷常雄)
お婆さんと戦争(上田博子)
赤いカンナの花(亀田哲男)
戦後は終わらない(市毛伸子)
第六章 語りつがれしもの、今思うこと
母の記憶(川上由布子)
「戦争」が産み落とした卵(田中惠子)
リフレイン(堀泰正)
ふるさとは地球(大杉茜)
ファミレスで泣く旧日本兵の「ふるさと」(林英一)
義光おじさんのこと(佐々木昭)
戦争という悪夢(佐々木聖菜)
空襲(鍋島愛和)
無言館を訪ねて(小鳳ひろ子)
あの山に眠るもの(山下奈美)
ふるさとの土の中の声(葵直喜)
出征兵士・高橋兵吉君(高橋幸男)
今、考える時が(漆畑久子)
遺骨の行方(池田又昭)
1/2の日本人(山川由美子)
三尺玉の心(森村怜)
父の戦争とふるさと(菊地敏夫)
ふるさとは戦火の夢(高田光雄)
ダイショリ山(角山昭彦)
想い、遺跡に寄せて(岡村豊)
唯一の功罪(上原勝治)