図書ジュウグン カンゴフ ノ ミタ ビョウインセン ヒロシマ000047876

従軍看護婦の見た病院船・ヒロシマ

サブタイトル1~10
ある養護教諭の原体験 人間選書;219
編著者名
守屋 ミサ 著者
出版者
農山漁村文化協会
出版年月
1998年(平成10年)7月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
232p
ISBN
4540980300
NDC(分類)
916
請求記号
916/Mo72
保管場所
閉架一般
内容注記
主要参考文献:p231‐232
和書
目次

子どもの健康のために、戦争の無意味さと平和への願いを学ぼう-推薦の言葉にかえて(日本体育大学教授・正木健雄)
 
はじめに
 
第一章 佐渡が島に生まれて
「大陸に倒れし兵を看取らんと」-出征の日
ふるさとの村
伊藤先生の「郷土教育・労作教育」
メリーちゃん人形の戦前・戦中・戦後
強まる軍国主義教育
組合立佐渡高等女学校の日々
 
第二章 日赤救護看護婦養成所の三年間
待望の日赤へ
養成部長の留任を求めて署名血判
養成所の卒業とゆれ動く心
 
第三章 直談判して召集令状を得る
大君の任のままに
軍属読法の式
病院船部隊に配属、広島に集結
開戦前夜の軍都・広島
 
第四章 あめりか丸病院船日記
遺書と遺髪を両親へ-日米開戦
最後の休暇-佐渡連絡船の欠航で窮地に
病院船乗船命令を受く
処女航海、台湾へ
船酔いに悩まされた二日間
高雄港で兄と出会う
初めての患者収容-台湾基隆(キールン)港
お別れの慰問演芸会
上陸前夜、吹雪の中で座礁
処女航海終了の日、シンガポール陥落
 
補章 国際赤十字条約と病院船
ハルピン丸遭難の真相
ぶえのすあいれす丸の撃沈と救助
攻撃を受けた病院船の状況
 
第五章 白鳥のごとき病院船
上陸中に知った日本本土の初空襲
初めての慰問袋
主婦之友社の報道員とともに-第二次航海
陸軍の輸送船撃沈さる
患者さんの多くは手・足切断の重傷者
国境の町で同郷の人に会う-第三次航海清津航路
ミッドウェ-海戦へ向かう艦隊を見送る-第四次航海大連航路
 
第六章 北へ南へ病院船は行く
水師営の停戦会見場での感慨-第四次、五次、六時航海大連航路
濃霧の海に二日間漂流-第七次航海青島航路
帰路、瀬戸内海で台風にあう-第九次航海香港航路
本間雅晴中将の当番兵だった精神疾患者-第一〇次航海マニラ航路
厳寒の地から赤道直下へ-第一一次、一二次、一三次航海
漂流、従軍慰安婦、両足切断のY曹長-第一四次、一五次航海
 
第七章 最後の航海、ラバウルへ
無残な昭南島スパイ事件
「人はパンのみにて生くるものにあらず」
南十字星の下、甲板で遺体を焼く
五〇日間の最後の航海を終える
 
第八章 転属、召集解除、再び応召広島へ
臨時東京第三陸軍病院へ転属
「今還り行く父母の待つ島」-召集解除
再び応召、広島陸軍病院大野分院へ
 
第九章 原爆と土石流の二重災害からの帰還
八月五日の広島
原爆落つ
土石流による大野陸軍病院の壊滅
帰らざる人たち
枕崎台風による土石流災害の検証
落合婦長さんの遺族との五一年目の出会い
帰還
三度目の応召-国立埼玉病院へ
 
第十章 養護教諭への道
癒される心と教育への関心
養護教諭への出発
平和への願いを行動へ
養護教諭のサークル「芽を育てる会」の誕生
 
おわりに
 
主要参考文献