図書ガクドウ シュウダン ソカイシ000047858

学童集団疎開史

サブタイトル1~10
子どもたちの戦闘配置
編著者名
逸見 勝亮 著者
出版者
大月書店
出版年月
1998年(平成10年)8月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
296p
ISBN
4272520547
NDC(分類)
372.1
請求記号
372.1/H52
保管場所
閉架準備棚
内容注記
和書
目次

はじめに
学童疎開は「桜井駅の別れ」
完璧な疎開
子どもの放置
 
I 政府・軍部の空襲判断と避難の禁止
我が家は我が手で護れ
避難は我が国防空の敗北
空襲は必至だが被害は僅少
子どもの事前避難構想
 
II 都市住民の任意疎開を奨励
「地方転出」から「人口疎開」へ
防空空地(建物取り壊し)と人口疎開
疎開は国民の「戦時配備」
六五〇万分の七八万
学童集団疎開は目下考究中
 
III 疎開は保護者の申し出で
疎開児童は二〇万
四〇万人疎開計画
 
IV 縁故疎開の「勧奨」と戦時疎開学園の設置
一〇万人が縁故疎開へ
六〇〇〇人が東京都戦時疎開学園へ
 
V 疎開は子どもの戦闘配備
子どもは防空の足手まとい・次代の戦力
疎開させるのは親の愛
東京都の集団疎開希望者は二六万人
学童集団疎開の実施
 
VI 引率教職員は兵士の決意を
出征だと思え
寮母・作業員は教員の助力者
 
VII バター・ビスケットの特配と不適格宿舎からの移転
食糧・燃料・防寒具の確保
一六%の不適格宿舎を移転
バターの特配
戦意昂揚と皇后のビスケット
 
VIII 「顔面蒼白にして精気を欠き……」
無医地区保健衛生対策
結核性疾患二三人、栄養不良・衰弱六五人
パラチフス集団発生
性病の蔓延
顔・脚にデキモノ
 
IX 六年生の引揚げと疎開実施期間の延長
六年生の引揚げ
疎開は一九四六年三月まで
一九四五年度の実施過程
 
X 再疎開、そして戦闘配置から新日本建設へ
静岡から青森へ
「雨降りお月さん」
 
終章-学童疎開体験と相渉るために-
資料改竄を見破ったひとと皇太子の疎開を疑ったひと
経験と体験
 

 
あとがき