図書アジア タイヘイヨウ センソウシ000047708

アジア・太平洋戦争史

サブタイトル1~10
同時代人はどう見ていたか
編著者名
山中 恒 著者
出版者
岩波書店
出版年月
2005年(平成17年)7月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
xx,654p
ISBN
4000220292
NDC(分類)
210.6
請求記号
210.6/Y34
保管場所
閉架一般
内容注記
参考資料:p641‐654
和書
目次

まえがき-欠けていた視点
 
第一章 日清・日露戦争
国軍の創設と西南戦争
日本と朝鮮王国
朝鮮の内乱
日清戦争
日清戦争後の朝鮮問題
日露の対立激化
日露戦争
 
第二章 辛亥革命
滅満興漢と孫文
三民主義
武昌革命軍の勝利
清朝滅亡
辛亥革命に対する日本の態度
袁世凱の裏切り
 
第三章 二一カ条条約
第一次世界大戦
青島占領
二一カ条条約の苛酷な内容
条約交渉長引く
袁世凱以後
 
第四章 満洲事変前夜
日露戦争後の満蒙権益
関東軍の創設
国民革命軍の北伐と第一次山東出兵
東方会議
第二次山東出兵と張作霖爆殺
張学良の東北易幟と中華民国の統一
エスカレートする反日・排日
 
第五章 満洲事変
満洲事変当時の評価
煽られた戦争熱-万宝山事件と中村大尉事件
満鉄線路爆破-柳条湖事件
朝鮮軍の満洲出兵
 
第六章 満洲事変と国際連盟
中国、国際連盟に提訴
満蒙問題解決策案-満洲国の建設
リットン調査団派遣決定されるも撤兵せず
第一次上海事変でまたも国際連盟から警告
リットン調査団報告を拒否し連盟を脱退
 
第七章 満洲国がもたらしたもの
日本の生存権を握る満洲国
日満議定書にみる満洲国の実態
満蒙放棄論
終わりなき討伐戦
対中貿易悪化の中の満洲事変
満洲国の大豆不況と在満機構改革案
アジアモンロー主義としての日満ブロック経済
南進論と大陸政策
 
第八章 中国幣制改革
日本軍の関内侵攻
華北分離工作と広田三原則
金本位制と世界恐慌
米国の銀政策
中国の幣制改革-法幣の登場
法幣の成功により日-英米関係悪化
 
第九章 暴走する軍部
政治への干与
国家改造を目指す軍人たち-桜会の結成
不発のクーデター-三月事件・一〇月事件
陸軍の内部抗争-清軍派・統制派対皇道派
政治的干与に乗り出す陸軍-『国防の本義と其強化の提唱』の波紋
 
第一〇章 華北分離工作と抗日運動
「冀東防共自治政府」対「冀察政務委員会」
冀東密貿易
抗日救国の運動盛り上がる
綏遠事件-日本軍初の敗北
西安事件
軍部の企図した国家総力戦体制
 
第一一章 盧溝橋事件
盧溝橋-戦意昂揚の発火点
盧溝橋が事変の発火点になった理由
盧溝橋事件の発端
不拡大か、拡大か
近衛内閣、派兵を決定-盧溝橋事件は拡大化へ
「盧溝橋事件」から「北支事変」、さらに「支那事変」へ
蒋介石の「最後の関頭」演説
中国共産党の「抗日救国一〇大綱領」
 
第一二章 聯銀券と北支開発
トラウトマン和平工作失敗-近衛声明「国民政府を対手とせず」-
華北資源開発に乗り出す-新政権樹立
通貨戦争開始-中国聯合準備銀行設立
聯銀券と法幣の戦い
北支円元パーと一志二片の桎梏
外貨獲得も法幣駆逐もならず
日満華経済ブロックの皮算用
 
第一三章 天津租界問題とノモンハン事件
侵攻は鉄路に沿って
天津租界問題の顛末
日米通商航海条約、突然廃棄の意味
満ソ国境紛争
日ソ武力衝突-張鼓峰事件
ノモンハン事件の死闘
 
第一四章 東亜新秩序建設
ヒトラー登場と欧州大戦前夜
日華事変と近衛声明
苦しい軍事費の資金繰り
汪兆銘傀儡政権の成立
ドイツに続け-南進論高まる
援蒋ルート遮断を目指し仏印進駐
 
第一五章 日独伊三国同盟
ドイツ軍の対英戦略爆撃の失敗
松岡外相、日独伊三国同盟締結を強硬に主張
日独伊三国同盟の調印と米国の制裁措置
「日蘭会商」の決裂-軍需物資補給の目途立たず
 
第一六章 松岡外相とハルノート
野村吉三郎、駐米大使に就任-日米国交調整工作
松岡外相、日米両国諒解案に憤激
日米両国諒解案を骨抜きにした松岡修正案
松岡外相更迭と近衛首相の憂鬱
日本軍の南部仏印進駐
東条内閣成立、日米交渉決裂へ
ハルノートと対米通牒-真珠湾奇襲
 
第一七章 太平洋戦争
宣戦布告はなされたか?
「大東亜戦争」-「大東亜圏」における連合国対枢軸国の戦争
日本軍、緒戦の勝利
米軍、早くも反攻-珊瑚海海戦、ミッドウェー海戦
凄惨なガダルカナル島争奪戦
 
第一八章 敗北への急傾斜
占領地軍政がもたらした現地生活の破壊
南京政府、儲備券を大量発行-通貨膨張と物資不足
激化する中国戦線
援蒋レド公路とインパール作戦
太平洋戦線から日本本土へ
 
第一九章 降伏・敗戦
降伏勧告・ポツダム宣言の条件
ポツダム宣言受諾と終戦の詔書
戦争犯罪裁判
東京裁判とBC級裁判
 
おわりに-あの戦争とは何だったのか
 
参考資料