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近代日本政軍関係の研究

サブタイトル1~10
編著者名
纐纈 厚 著者
出版者
岩波書店
出版年月
2005年(平成17年)3月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
xiii,438,9p
ISBN
4000225383
NDC(分類)
393.2
請求記号
393.2/Ko42
保管場所
閉架一般
内容注記
参考文献資料一覧:p413‐438
和書
目次

まえがき-問題の所在と分析視角
近代日本における政軍関係と問題の所在
政軍関係論の導入と本書の分析視角
本書の構成と目的
 
序章 政軍関係論から見た近代日本の政治と軍事-近代日本政軍関係史研究への適用の問題に関連して
はじめに
政軍関係論の成立経緯と役割期待
政軍関係論者の近代日本政軍関係史研究-ハンチントン、パ-ルマタ-、ファイナ-、マクソンの政軍関係論
政軍関係論の新たな展開-重層構造化・混在状況下をめぐって
 
第I部 第一次世界大戦期から大正末期までの政軍関係
二個師団増設問題をめぐる政治と軍事の対立
はじめに
陸軍の増師要求と西園寺内閣
増師問題の政治的意図
大正政変期田中義一の政党観
陸軍の危機認識とその打開策
おわりに-反政党観の助長
第一次世界大戦後期政軍関係の変容
はじめに
第一次世界大戦の衝撃と対応
国家総力戦体制構築への展望
おわりに-総力戦体制構築への展望
 
第II部 大正期における内政・外交をめぐる政軍関係
シベリア干渉戦争時の戦争指導と外交指導
はじめに
出兵の経緯とその構想
田中の変容と原への接近
おわりに-日本型政軍関係の原型
陸軍の軍制改革をめぐる政軍間の抗争と妥協
はじめに
軍部批判の展開と政党の軍制改革案
山梨・宇垣軍縮の断行とその内容
四個師団削減の真相と陸軍軍制改革
おわりに-国家総動員体制の創出
 
第III部 昭和初期政軍関係の展開と変容
満州事変前後期における政軍の対立と統帥権問題
はじめに
統帥権と統帥権独立制の解釈
統帥権干犯論争の背景と展開
満州事変前後期の外交・戦争指導
おわりに-乖離する政軍関係認識
日英米開戦直前期までの政軍関係の変容と日本型政軍関係の成立
はじめに
満州事変後から日中全面戦争までの政軍関係
日中全面戦争前後期政軍関係の変容
おわりに-「合法的・間接的支配」への道
日本型政軍関係の構造と特質-「軍民融合型支配」への道
はじめに
近代日本の政軍関係と統帥権独立制
戦前期日本の政軍関係の構造的特質
おわりに-政軍関係論の今日的課題
 
あとがき
 
参考文献資料一覧
 
人名索引