讀書論
- サブタイトル
- 岩波新書;青版47
- 編著者名
- 小泉 信三 著者
- 出版者
- 岩波書店
- 出版年月
- 1950年(昭和25年)10月
- 大きさ(縦×横)cm
- 18×
- ページ
- 2,4,174,8p
- ISBN
- NDC(分類)
- 019
- 請求記号
- 019/Ko38
- 保管場所
- 地下書庫和図書
- 内容注記
- 引用書目:巻末
- 昭和館デジタルアーカイブ
緒言
第一章 何を讀むべきか-古典について-
或程度多讀の要-古典を憚るな-讀書の利益-鴎外の「ヰタ・セクスアリス」中の一節-「福翁自傅」中の一節-力めて大著を讀め-讀書家の顔
第二章 如何に讀むべきか
難解の書に屈託するな-兎も角も讀み進め-名著と名苑-名著と名曲-再讀三讀の要
第三章 語學力について
語學力を養ふ必要-それを養ふ方法-「蘭學事始」の前例-外國書味讀の困難-筆寫と素讀
第四章 飜譯について
名著の飜譯と名聲の摸寫-鴎外の飜譯論-細心と放膽との必要-「エミリヤ・ガロッチイ」の例
第五章 書き入れ及び讀書覺え書き
ミルの「功利主義」に對する福澤諭吉の書き入れ-漱石の書き入れと短評-鴎外と梗概-ヴイニング夫人の「小恍惚」
第六章 讀書と觀察
名を知つて物を知らぬ片羽-アルフレッド・マアシャルの觀察力-ゲエテのイタリヤ紀行-福澤の「西洋事情」-同じく「舊藩情」-如何に讀むべきか
第七章 讀書と思索
讀書と思索、變動と態動-ショペンハウエルの警告-ファウストとワグナア-我等の内なるワグナア-漱石と鴎外-「私の個人主義」
第八章 文章論
福澤、鴎外、漱石の文章論-福澤の「文字之教」嘲罵-マルクシストの難文癖-マルクスの文章論 劉幾知の「史通」-フランツ・オッペンハイマア-推敲の大切なること
第九章 書齋及び藏書
書齋についての理想-明窓淨机-廣さ、色調、椅子その他-書齋の記憶-ファウストの月に對する獨語-書籍の購入と嚴選の必要-書評の嚴正-タイムス文藝附録の實例
第十章 讀書の記憶
父母-太平記-慶應義塾の學風-馬場孤蝶、福田徳三-「三田文學」-水上瀧太郎-久保田万太郎-永井荷風
ロンドン留學-大英博物館讀書室-クヰンス・ホオルのプロムネエド・コンサアト-「資本論」-當時の記憶-ベルリン留學-シュニツラア
「戰争と平和」-始めてアメリカの學藝に接す-「國譯漢文大成」-文學に於ける音楽-谷崎潤一郎-志賀直哉-佐藤春夫
引用書目
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