日本古代史

序言
　
第一章 氏族制社會から奴隷制社會へ
魏志所載邪馬臺國の状態
原始共同體の社會とその解體
宋書時代における國造制度の成立
氏姓制度および田莊＝部民制度の成長
　
第二章 古代國家の成立
諸階級＝諸身分の對立関係
人民階層の政治的積極性
國家形成に關する一般的理論
池溝・墳墓・歸化民
●(ずい)書所載時代の中央體制における轉換
古代日本國家の特殊性
　
第三章 古代法律の社會的性質
古代法における宗教的色調
裁判および刑罰の諸相
成文法への行程と大陸母法の影響
　
第四章 大化改新の性格
前提的要約
改新直前の社會状態および階級關係
改新の主なる内容
　
第五章 アジア的專制支配としての古代天皇制
皇室の發制と成長
古代天皇制の本質