戦中映画史
まえがき
第I部 映画批評と映画論
一九四一(昭一六)
機関車C57(芸術映画社)
昨日消えた男(マキノ正博)
東京の風俗(渋谷実)
芸道一代男(溝口健二)
みかへりの塔(清水宏)
母代(田中重雄)
流旅の人々(高木孝一)
戸田家の兄妹(小津安二郎)
馬(山本嘉次郎)
歌女おぼえ書(清水宏)
家光と彦左(マキノ正博)
夫婦太鼓(森一生)
白鷺(島津保次郎)
雲雀は空に(牛原虚彦)
十日間の人生(渋谷実)
阿波の踊子(マキノ正博)
上海の月(成瀬巳喜男)
虞美人草(中川信夫)
暁の合唱(清水宏)
花(吉村公三郎)
闘魚(島津保次郎)
碑(原研吉)
簪(清水宏)
新門辰五郎(牛原虚彦)
映画時評
溝口健二の作品
映画界の新体制
新体制のその後
一九四二(昭一七)
大村益次郎(森一生)
家族(渋谷実)
白い壁画(千葉泰樹)
元禄忠臣蔵・後篇(溝口健二)
将軍と参謀と兵(田口哲)
父ありき(小津安二郎)
緑の大地(島津保次郎)
間諜未だ死せず(吉村公三郎)
南海の花束(阿部豊)
大阪町人(森一生)
独眼龍政宗(稲垣浩)
小春狂言(青柳信雄)
母の地図(島津保次郎)
すみだ川(井上金太郎)
鳥居強右衛門(内田吐夢)
南の風(吉村公三郎)
新雪(五所平之助)
或る女(渋谷実)
英国崩るるの日(田中重雄)
ハワイ・マレー沖海戦(山本嘉次郎)
映画時評
昭和一七年(一九四二)の回顧
映画に関する断片
映画と南方
文化映画雑感
記録映画と劇映画
文化映画のコンクール
映画界の新体制に望む
新体制下の映画界
国民映画の企画
企画審議のこと
一九四三(昭一八)
姿三四郎(黒沢明)
華やかなる幻想(佐伯幸三)
兵六夢物語(青柳信雄)
望楼の決死隊(今井正)
家(倉谷勇)
映画時評
日本映画一年の回顧
映画の新・新体制
映画学校について
自覚と現実の乖離
一九四四(昭一九)
加藤隼戦闘隊(山本嘉次郎)
映画時評
文化時言-映画
第II部 映画手帖から-一九四三(昭一八)六月-四四(昭一九)一二月
怒りの海(東宝、今井正)
決戦(松竹、吉村公三郎、萩山輝男)
熱風(東宝、山本薩夫)
土俵祭(大映、丸根賛太郎)
加藤隼戦闘隊(東宝、山本嘉次郎)
出征前十ニ時間(大映、島耕二)
門は胸を拡げている(東宝)
海の呼ぶ声(大映、伊賀山正徳)
海軍(松竹、田阪具隆)
生きている孫六(松竹、木下恵介)
進め独立旗(東宝、衣笠貞之助、今井正)
無法松の一生(大映、稲垣浩)
激流(松竹、家城巳代治)
坊ちゃん土俵入(松竹、マキノ正博、並木鏡太郎)
海賊旗吹っ飛ぶ(松竹、辻吉朗、マキノ真三)
芝居道(東宝、成瀬巳喜男)
勝敗を決するもの(千葉泰樹)
モンペさん(田中重雄)
浪曲忠臣蔵(東宝、石田民三)
あの旗を撃て(東宝、阿部豊)
剣風練兵館(牛原虚彦)
若き姿(朝鮮映画、豊田四郎)
維新第一人(野淵昶)
一番美しく(東宝、黒沢明)
勝鬨音頭(松竹、大庭秀雄)
紅線伝(華北電影、京劇)
菊池千本槍(大映、池田富保、白井戦太郎)
愉しき哉人生(成瀬巳喜男)
天狗倒し(井上金太郎)
血の爪文字(大映、千葉泰樹)
狼火は上海に揚る(大映=中華、稲垣浩、岳楓、胡心霊)
かくて神風は吹く(大映、五所平之助)
船団南下す(滝沢英輔)
国際密輸団(大映、伊藤大輔)
不沈艦撃沈(松竹、マキノ正博)
中国映画史(中華電影)
米英撃滅の歌(松竹大船)
女性航路(松竹、佐々木啓祐)
三尺左吾平(東宝、石田民三)
興亜太平記(野淵昶)
還って来た男(松竹、川島雄三)
セレベス(日映)
万世流芳(中華、卜万蒼、朱石麟、揚小仲、馬徐維邦)
獅子奮迅(大映、小崎政房)
戦ひの蔭に(松竹、木下恵介)
(仮題)地獄の使者(大映、吉村廉)
若い季節(東宝、佐藤武)
道は近し(大映、春原政久)
四つの結婚(東宝、青柳信雄)
龍虎伝(大映、白井戦太郎)
フクちゃんの潜水艦(理研)
五重塔(大映、五所平之助)
歓呼の町(松竹、木下恵介)
団十郎三代(松竹、溝口健二)
海上大観園(中華電影、朱石麟)
恨不相遭未嫁時(中華電影、王引)
南の願望(日映ジャカルタ製作所)
日常の戦ひ(東宝、島津保次郎)
肉弾挺身隊(田中重雄)
宮本武蔵(松竹、溝口健二)
野戦軍楽隊(松竹、マキノ正博)
陸軍(木下恵介)
雷撃隊出動(山本嘉次郎)
第III部 日記から-一九四四年一二月-一九四五年八月
あとがき
映画人索引
日本映画作品索引