相撲百年
はじめに
第1章 相撲界も二十世紀
過渡期の相撲界
「狂う白象」横綱小錦
風雲児初代高砂浦五郎
雷権太夫
巨鯨 大砲万右衛門
第2章 梅・常陸の大時代
大力士 名力士
稽古場と力士評
回向院界隈
二代目梅ヶ谷藤太郎
常陸山谷右衛門
両豪同時に横綱を張る
第3章 国技館
日露戦争の頃
相撲常陸館建設の機運
巨峰太刀山
その頃の人気力士
常陸山の洋行
国技館の開館
常陸山の一喝、相撲界を救う
第4章 新しい時代
新橋事件の発端
団結して闘争
和解成る
西ノ海と鳳の物言い相撲
明暗の太刀山と駒ヶ嶽
常陸山のステッキ
梅・常陸時代去る
第5章 近代相撲の創世期
大木戸の横綱問題
悲運の駒ヶ嶽
常陸山の引退
鳳横綱を張り梅ヶ谷引退
新旧交代
第6章 相撲史余聞
相撲のはじめ
相撲の節会
武家相撲
相撲の司吉田追風
勧進相撲
相撲の故実と慣例など
力士の階級
横綱力士
司家の派閥争い
贔負のいろいろ
第7章 悲劇の年代
横綱大錦卯一郎
国技館炎上
無敵の栃木山
国技館再建
優勝祝賀園遊会
出羽ノ海急逝
三河島事件
第8章 禍福転々
大震災前後
横綱常ノ花寛市
財団法人大日本相撲協会の誕生
栃木山勇退
福柳フグで死す
変則な優勝争い
大相撲の組織完備
天覧相撲
第9章 どん底から黄金期へ
春秋園事件
改正番付で春場所強行
好況の波
双葉山時代の黎明
空前の黄金期
大横綱双葉山定次
戦時下の相撲界
第10章 蔵前国技館
立上がる相撲界
メモリアル・ホール
野天の本場所
戦後の地方巡業
浜町の春場所
戦後派抬頭
蔵前国技館
武蔵川と楯山
新制度の横綱
照国、羽黒山の引退
第11章 相撲界改革
新国技館落成
年寄株
栃錦横綱を張る
若ノ花抬頭
花籠部屋誕生
改革の口火
月給制の相撲生活
吉葉、千代、大内の引退
第12章 現代相撲の形体完成
栃若時代光る
若羽黒新大関に気を吐く
柏鵬の抬頭
名人横綱・栃錦の引退
小兵・栃ノ海への期待
斜陽に立つ名門・出羽の海部屋
食生活改善と年寄停年制
新大関・柏鵬の進境
佐田の山の平幕優勝
柏鵬佐時代幕開く
学生出身の大塚、内田十両優勝
第13章 柏鵬時代
大型力士に挑む小型・中型力士
立ち合いのふしだらに非難
兄弟弟子大関の誕生
大鵬の連続優勝と豊山の成長
土俵は真剣一路
北葉山の初優勝
根性男・横綱栃ノ海の出現
大鵬、双葉山の優勝記録破る
柏戸の不運
栃ノ海の不振
第14章 天下泰平・国技安泰
部屋別総当たり制採用
四横綱の明暗
大横綱出現への期待
不死鳥・柏戸
褒賞金増額
大鵬、二十度目の優勝を飾る
北富士初優勝、大鵬連勝ストップ
新婚の大鵬に明暗
高見山の頑張りと九重の独立事件
佐田山連続優勝して引退
時津風の英断、役員制度の大改革
時津風の急逝と力士の自覚
柏戸の引退、高見山・貴ノ花の抬頭
北の富士、玉乃島横綱に
第15章 主役交代、波乱の新時代へ
大鵬、不滅の三十二回優勝と引退
好漢玉の海の急死
相撲監視と中学生力士問題
横綱無残、混戦場所続く
外人初、高見山に賜杯
貴ノ花・輪島の大関同時昇進と、琴桜の狂い咲き
国交正常化の中国で大相撲公演
天才輪島、全勝優勝で横綱に
協会役員改選、春日野内閣誕生
琴桜、北の富士引退、北の湖最年少横綱に
福岡場所会場異変、トンガ力士の入門
貴ノ花優勝、史上初兄弟力士の快挙
金剛の優勝と二所ノ関部屋分裂騒動
新弟子、戦後最高の八十三人が合格
むすび
付録
相撲略年表
歴代横綱一覧
優勝力士一覧
殊勲・敢闘・技能賞受賞力士一覧
古今優勝回数くらべ
通産勝星数・金星獲得数・初土俵以来在位場所数・同通算出場回数
双葉山六十九連勝の星取表
大鵬四十五連勝の星取表
六場所制年間最多勝
系統別相撲部屋及び年寄一覧