図書カミカゼ000046950

神風

サブタイトル1~10
朝日新聞社訪欧機 東京-ロンドン間国際記録飛行の全貌
編著者名
山﨑 明夫 編著
出版者
三樹書房
出版年月
2005年(平成17年)1月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
446p : 挿図
ISBN
4895224465
NDC(分類)
538
請求記号
538/Y48
保管場所
開架一般
内容注記
カラー図版あり  年表:p[427]-436  参考及び引用文献:p437-443
和書
目次

目次
記憶の断章-序文に代えて-(塚越恒爾)
まえがき
第1章 大正十四年の朝日新聞訪欧大飛行「初風」「東風」が残した課題
世紀の大計画
「初風」「東風」の教訓
「初風」「東風」が果たせなかったこと
第2章 「神風」の飛行概要
一九三七年四月九日午後三時三十分(グリニッジ時間)、ロンドン
国際飛行記録
「神風」の国際記録と国産機の意味
朝日新聞「神風」-訪欧計画の概要
二人の航空部員
世紀のキャンペーン
二度の出発
地上給油時間との闘い
第3章 飯沼正明操縦士と塚越賢爾機関士について
スターとなった飯沼正明
寡黙なる塚越賢爾
第4章 「神風」訪欧飛行完成記念写真帖
久邇宮朝融王殿下
東久邇宮殿下
秩父宮両殿下
秩父宮両殿下畏くも謁を賜ふ
秩父宮両殿下ロンドンにて「神風」機台覧
神風機凱旋の当日
閑院宮殿下畏くも謁を賜ふ
三笠宮殿下「神風」を台覧
「神風」の世界記録公認さる国際航空連合会から正式に
雲海上を快翔する「神風」の要目、性能
両搭乗者明治神宮に參拜
栄光に輝く命名式
出発式の盛観
送る歓呼の嵐
「神風」出発
台北
ハノイ
カルカッタ
バグダッド
アテネ
ローマ
パリ
ロンドン到着 大記録樹立
ロンドン到着の両名
歓迎の大群衆を潜って宿舎へ
到着前夜、朝日新聞社前の欣喜
大阪の祝賀会
学童の旗行進
東京の祝賀会
手記を書く飯沼操縦士
母国へ国際放送
「神風」の奉迎飛行
日本協会主催の歓迎午餐会
親善飛行ベルギーへ
ベルリンへ
無名戦士の墓に花環を捧ぐ
ドイツ空相訪問
再びパリへ 鳥人の交歓
ジャピー家の晩餐会
フランスより勲章を贈られる
ローマ訪問
伊政府から叙勲
ロンドン市長破格の招待宴
ロンドン出発、帰還飛行
大阪に帰還
大阪の大歓迎会
大阪出発、東京に帰還
東京に凱旋大飛行往還 航程を完翔
栄光に輝く 勲章伝達式
凱旋祝賀会
宮城遥拝
銀座の凱旋風景
凱旋の当夜 東京の提灯行列
両名参内
大宮御所に伺候 宮家に御礼言上
明治神宮外苑の凱旋報告会
逓相の表彰式
日比谷大音楽堂における祝賀会
大阪に正式凱旋
本社内の歓迎会
本社前の歓呼に応ふ
大阪凱旋のその夜の感激
本社内の歓迎会
本社前の歓呼に応ふ
大阪凱旋のその夜の感激
大阪における軍官民祝賀会
伊勢神宮に完成奉告
大飛行完成報告会
第5章 日本の記録飛行
日本国内の記録飛行(「航空年鑑」昭和十五年版を参考)
海外から日本への記録飛行
第6章 東京-ロンドン記録飛行一万五千キロ
亜欧連絡記録飛行 往航九十四時間 まえがき
今ロンドンのホテルで感謝しつつ、飛行の報国記を記す。
南支の空
不気味な密雲
辺境に第一夜
密林また密林
疲労の極点に達す
一触の危機
ジョドプール飛行場
異境の日章旗
死の荒野
天下一品の握飯
沙漠の薔薇
強引に直進
南欧の空
ローマ着
アルプスの美観
大歓迎の坩堝に飛び込む
ゴール・イン
第7章 新聞社の大競争時代
防諜する大衆メディア
新聞社小史
新聞社主催のイベント
ニューメディアの誕生
第8章 朝日新聞社航空部
「神風」を生んだ朝日新聞の航空志向
東西定期航空会の設立
大正末の訪欧飛行
大陸のニュースをいち早く
速度を求める新聞社と国産機
新聞社の選ぶ外国機
読売の猛攻
電子技術と新聞社航空部の変化
航空部の証言者
「神風」計画の実務をこなした男
第9章 国内の「神風」報道-朝日新聞を中心として
第10章 海外報道を読む-「神風」=ディバイン・ウインド、ヨーロッパの記録
「エアロプレーン」誌(一九三七年四月十四日)より抄訳
四月七日イラク・タイムズ(The Iraq Times)
四月八日イラク・タイムズ(The Iraq Times)
四月九日イラク・タイムズ(The Iraq Times)
四月九日英デイリー・スケッチ紙(Daily Sketsch)
四月九日英デイリー・メール(Daily Mail)
四月九日英イブニング・ニュース(The Evening News)
四月十日英デイリー・ヘラルド(Daily Herald)
四月十日英ザ・モーニング・ポスト(The Morning Post)
四月十日英デイリー・スケッチ(Daily Sketsch)
四月十日英ニュース・クロニクル(News Chronicle)
四月十日デイリーエクスプレス(Daily Express)
四月十日ザ・デイリーテレグラフ(The Daily Telegraph)
四月十日ザ・タイムズ(The Times)
四月十日英デイリーメイル(Daily Mail)
四月十日英ザ・デイリーミラー(The Daily Mirror)
四月十七日
四月二十一日
第11章 ロンドンで語り継がれる「神風」
クロイドンの記憶
第12章 「航空黄金時代」としての一九三〇年代
エアレースと記録飛行の黄金期
初期エアレースの足跡と日本人の接点
懸賞金と航空機の発達
リンドバーグ神話の誕生
クロスカントリーレース
日本が関与した懸賞飛行
エアレースと第二次大戦への影響
航空黄金時代に生きた人物
全金属機技術と家内製造の衰退
第13章 「神風」を生んだ日本航空界の実力
純国産機の世界デビュー
日本の陸海軍航空隊と英仏航空指導団
国産技術への過剰なる期待感
戦略偵察機キ-15と自立する機体技術
「九七式司令部偵察機(キ15)」より一部引用
模倣と独創
機体「三菱」、発動機「中島」の組合せ
イスパノ問題に揺れた日本海軍-深尾淳二と三菱発動機の苦悩
素早く空冷星形を選択した中島飛行機
三菱ついに「金星」の誕生
「金星」と「ニッポン号」
中島-空冷星形エンジンの系譜
機体エンジニアたちの百花繚乱
第14章 「神風」が飛んだ一九三七年の世界
「神風」を取り巻く国際環境
吉田茂と「神風」
好景気の前兆
ベルリン・オリンピックから東京オリンピックへ
ベルリン五輪の遺産
オリンピックと電子技術と新聞社航空部
「神風」とジェットエンジン誕生の瞬間
第15章 「神風」-そして民間航空への系譜
商業航空への模索
朝日新聞航空部-民間航空の礎として
「現在窮乏、将来有望」-全日空への歩み
サラブレッドのごとく俊敏に、蛇のごとく執拗に
「神風」の全貌 年表
参考及び引用文献
あとがき