昭和のあけぼのわげェーたい
序
第1章 二十世紀という世紀
第2章 わげェーたいの風景
東洋のナポリ
神宿る火の国わげェーたい
わげェーたいの詩
第3章 兄ちゃん 心の芽生え
兄ちゃん誕生
風呂と小便
口唇期と肛門期
兄ちゃんのガールフレンド
鎮台さん
冬
一家団欒
ビッタどんとシビン
かなしばり
子どもの夢
カツドウ写真
チビッコギャング
消防自動車と省営バス
消防団長と巡査どん
わげェーたいの村
昔しばなし「後谷」
第4章 ワレラ ジウゴノ セウコクミン
ジウゴノセウコクミン
マンシウの兵隊さんを思え
ムスカスカ フツーゴ
サイタサイタサクラガサイタ
マンモウは国家の生命線
国境の街
ジウゴノマモリ
修身
かうかう
孔子
論語
兄ちゃんの夢
支那事変
召集出征
盧溝橋事件前夜の日本
慟哭
転業移民と昇平鎮
又も負けたか八連隊
兄ちゃんの経済学
国民精神総動員運動
銃後の護り
配給と代用品
大東亜戦争への道
英霊
夢幻
第5章 神戈陵頭 旗のもとに
軍国少年
中学入試
中学生
寄宿舎
稚兒さん
解剖
説教
説教ゴロ
手拭いの長さ
非常呼集と試胆会
勤労動員
先生たち
テカ中尉
タンゴ教官
配属将校とハブ校長
全面戦争
学徒出陣
大日本帝国の悲劇
説教という名の集団暴行
攻撃精神
ガダルカナル転進
小ボスグループの誕生
反省
慚愧―松山農場
エピローグ―時の流れ
第6章 敗戦への道
超空の要塞B29
グラマンF6F
チノヒ
神風特別攻撃隊とチノヒ
幻の特攻基地万世
夢幻万世
散華
未完の特攻基地マノヒ
ホタル
出征
護南兵団
脱走
悲劇
疎開
激戦
沖縄決戦
原子爆弾
ある晴れた夏の日に
傷心已まず
第7章 苦悩、そして復活
疎開再び
横ビンタ事件
民主主義と自由主義
隱匿物資とヤミ米
塩焚き
一期一会―ある化学書との出逢い
義理と人情の釜口休市先生
田中先生との邂逅
空西先生
一期一会再び
そして復活
Good-by神戈陵
第8章 第七高等学校造士館
第七高等学校造士館
楠の葉末に
巻頭言
第七高等学校造士館物語り
ジェントルマンシップと七高さん
昔男ありけり
モテモテの七高さん
停電とダンケと畜生
マルキシズム
ドイツ語
若き飢えてるの悩み
夢と寮雨
稚説珍説七高勧進節
あとがき